うま味を組み合わせると少量で満腹になる

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うま味を組み合わせると少量で満腹になる
 
 やせるには満腹になるまで食べない腹八分目が基本です。
そのためには野菜から先に食べるベジファーストが有効ですが、もう1つのコツは「うま味」を効かせた食事を心がけることです。
 
うま味とは、ユネスコ無形文化遺産にも登録された和食の特徴の1つ。
日本では千年以上にわたってうま味を上手に使う食文化が発展してきましたが、2002年には舌にうま味を感じるセンサーが発見されて、甘味、塩味、酸味、苦味に次ぐ「第五の味覚」として科学的にも広く認められるようになりました。
 
うま味はおいしさの素ですが、最近ではダイエット効果があることもわかってきました。
うま味の効いた料理は、うま味成分が脳の満腹中枢を刺激して、満腹感を引き出すことが明らかになってきたのです。
 
おもなうま味の成分には、グルタミン酸イノシン酸、グアルニン酸の3つがあります。
それぞれを含んでいる食品とともにリストアップすると下記のようになります。
 
グルタミン酸はタンパク質を構成しているアミノ酸の一種です。
イノシン酸グアニル酸は、細胞の中に含まれている核酸の一種です。
グルタミン酸は母乳にも含まれています。
うま味はまさしくお母さんの味なのです。
 
昆布のグルタミン酸とカツオ節のイノシン酸を合わせると、出汁に深みが増しますが、うま味成分は組み合わせると相乗効果でうま味が何倍にもあることがわかっています。
複数のうま味成分をミックスするとより少量で満腹になり、食べすぎが避けられます。
 
うま味を引き出すなら、グルタミン酸が多いトマトなどの植物性の食品とイノシン酸が多い魚介類や肉類を組み合わせるのがベストです。
そうすれば、脂肪分、塩分、糖分などでこってりした味付けにしなくても、腹八分目の量でお腹も心もほっこりと満たされるでしょう。
 
《ダイエットを成功に導く三大うま味成分》
 
昆布、ノリ、トマト、白菜、イワシ、ホタテ貝、パルメザンチーズ
カツオ節、煮干し、アジ、サバ、タイ、エビ、肉類(牛肉、豚肉、鶏肉)
干しシイタケ、キノコ類、肉類(牛肉、豚肉、鶏肉)
「血管があなたの寿命を決めている 生活習慣で「老化」を進めないために より」
 
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ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ホモシステインLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞を引き起こします。
もしビタミンB群のビタミンB12葉酸があれば、ホモシステインは分解されます。
 
しかしビタミンB12葉酸が欠乏していると、ホモシステインが増え、その結果、血栓ができ、心筋梗塞脳梗塞になります。 
 
一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化を早めないために必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6葉酸は、もっとも重要なビタミンとされます。
 
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