塩分の過剰摂取は血管の老化を早める

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塩分の過剰摂取は血管の老化を早める
 
 塩分を摂りすぎると、血圧が上がって血管を傷めつけるというのは常識になっていますが、そのメカニズムを少し詳しく説明しましょう。
 
塩分(塩化ナトリウム=NaCl)2つのミネラル、ナトリウム(Na)とクロール(Cl)の化合物です。
このうち血圧を上げるのはナトリウムです。
 
ナトリウムは人体に必要不可欠なミネラルであり、体内の濃度は一定範囲内に保たれています。
塩分を摂りすぎると体内のナトリウム濃度が高くなり、水分を取り込んで濃度を正常範囲まで下げようとします。
塩辛いものを食べると喉か渇くのはこのためです。
その結果、血液量が増えて血圧が高くなり、血管にストレスをかけるのです。
 
さらに過剰なナトリウムは直接的、間接的に血管を攻撃します。
 
ナトリウムは過剰に摂取すると動脈の壁に入り込み、壁をむくませて狭くしたり、交感神経を刺激して血管を収縮させたりします。
その結果、血圧も上がります。
 
血圧を下げて血管を守るために、先進諸国では減塩運動が展開されています。
 
カナダでは2016年までに国民の平均塩分摂取量を15.8グラムまで減らすことを目標に掲げています。
イギリスでも2025年までに国民の平均塩分摂取量を13グラムまで減らすキャンペーンが行われています。
 
イギリスではすでにこの減塩プログラムにより、国民の1日の塩分摂取量は2003年の9.5グラムが2011年には8.1グラムとなり、1.4グラム減らすことに成功しています。
その結果、上の血圧が平均3mmHg下がり、心筋梗塞脳卒中などによる死亡率が40パーセント以上も下がったといわれています。
 
日本人は1日に男性11グラム、女性10グラムの塩分を食事から摂り入れています。
これはほかの先進諸国と比べても高い水準です。
 
『日本人の食事摂取基準(2015年版)』では成人男性8.0グラム未満、女性7.0グラム未満を塩分摂取の目標量に設定していますが、高血圧予防の観点からは16グラム未満が理想だといわれています。
 
大事なナトリウムを排泄しないように体はガードを固めているので、ヒトは極めて少ないナトリウムで生きられます。
『日本人の食事摂取基準(2015年版)』では推定平均必要量を600ミリグラム、塩分換算で1.5グラムとしています。
 
しかし、アマゾンに暮らす先住民族のように、1週間に1グラム未満の塩分しか摂っていなくても生きられるのです。
「血管があなたの寿命を決めている 生活習慣で「老化」を進めないために より」
 
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ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ホモシステインLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞を引き起こします。
もしビタミンB群のビタミンB12葉酸があれば、ホモシステインは分解されます。
 
しかしビタミンB12葉酸が欠乏していると、ホモシステインが増え、その結果、血栓ができ、心筋梗塞脳梗塞になります。 
 
一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化を早めないために必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6葉酸は、もっとも重要なビタミンとされます。
 
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