「ロコモ」を防ぐ、筋肉をつける食べ方とは

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「ロコモ」を防ぐ、筋肉をつける食べ方とは
 
高齢化社会を迎える日本では、数年前から「ロコモ」に注目が集まっています。
 
ロコモとは、ロコモティブシンドロームの略で、「運動器の障害」により「要介護になる」リスクの高い状態になること。
つまり、筋肉や関節などが十分に動かせなくなってしまう状態のことです。
ロコモの原因には大きく分けて、病気や骨折などによるものと、加齢によるものがあります。
病気などは人によってかかわらずにすむ場合もありますが、加齢は誰しも避けて通ることができません。
 
どんなに健康な人でも、年齢とともに筋力が低下し、
持久力や反射神経、バランス感覚などが衰えていきます。
一般に運動量も減っていくので、どうしても筋力は落ちていきます。
これを食い止めるには、運動をして筋力を保持するしかありません。
 
もちろん、食事も大切です。
基本は、13回、バランスのとれた食事を続けること。
できれば、ごはんなどの主食、肉や魚の主菜に、副菜、汁物を添えた一汁三菜スタイルが理想です。
こうすれば、自然と炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン類、ミネラル類が一度にしっかりとれます。
 
特に、筋肉をつけたい場合は、運動をしたあと2時間以内に良質のたんぱく質をたっぷりとるのがポイントです。
たんぱく質は運動後に補給することで、効率よく筋肉になってくれます。
 
たんぱく質としては、たとえば豚肉が好きだからと豚肉ばかりに偏ることなく、牛肉、鶏肉などをバランスよく食べます。
魚も焼き魚や干物ばかりではなく生魚も食べるなど、食材がワンパターンにならないように気をつけましょう。
そして、卵と牛乳も忘れずに1日に1回はとりましょう。
 
また、肥満は腰やひざに負担をかけるうえ、動くのが億劫になるなど、ロコモの一因になります。
バランスのよい食生活と適量を守って、いつまでも元気に働けるカラダ作りを目指しましょう。
「老けない人は何を食べているのか より」
 
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 「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?
顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。
それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
 
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)動脈硬化が見られるようになります。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
 
ビタミンB12には、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きがあります。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
 
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