マーガリンが動脈硬化を引き起こす原因に

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マーガリンが動脈硬化を引き起こす原因に
 
バターとマーガリン、どちらが動脈硬化を引き起こしやすいでしょうか。
 
バターは動物由来の油脂で飽和脂肪酸が多く含まれているため、血管によくない。
一方のマーガリンは植物由来の油脂で不飽和脂肪酸が多く含まれているため、コレステロールを下げる効果があり血管にいい。
よって、バターのほうが動脈硬化を引き起こしやすい――。
 
そうお考えの方も少なくないのではないでしょうか。
しかし、正解は逆。
マーガリンのほうが動脈硬化を引き起こしやすいのです。
 
近年になって、マーガリンなどの多くの加工食品に含まれている脂肪酸は、悪玉コレステロールを上げ、善玉コレステロールを下げる働きがあるとわかってきました。
 
マーガリンの原料は植物油です。
植物油は室温では液体です。
これに水素を添加して化学構造を変化させることでマーガリンは作られています。
この製造過程で発生するトランス脂肪酸がカラダに悪かったのです。
 
トランス脂肪酸の健康への悪影響はアメリカで大きな話題となり、カリフォルニア州ニューヨーク市をはじめ一部の州や市では、加工食品中のトランス脂肪酸の含有量表示が義務づけられたり、レストランなどでのトランス脂肪酸の使用が規制されたりしています。
 
日本においては、トランス脂肪酸を含む食品の摂取量が少ないという理由からか、いま現在、特に規制はもうけられていません。
 
とはいえ、私たちが日々口にする加工食品の中に、どれだけのトランス脂肪酸が含まれているか定かではありません。
ですから、毎日パンを食べるなら、動脈硬化予防のためには、マーガリンよりもバターを利用したほうがいいと、思います。
「老けない人は何を食べているのか より」
 
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 「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?
顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。
それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
 
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)動脈硬化が見られるようになります。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
 
ビタミンB12には、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きがあります。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
 
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