「笑い」がストレスホルモンを減少させる
怒ると、交感神経が刺激され、ストレスホルモンがたくさん分泌されて、血管が収縮して血圧が上がる。
実は、怒りの体への悪影響はそれだけではありません。
続きがあります。
ストレスホルモンは、リンパ球やNK(ナチュラルキラー)細胞、マクロファージといった免疫細胞の働きを抑制させてしまうのです。
つまり、ストレスホルモンが分泌される状況が続けば、免疫機能が低下してしまいます。
では、逆に、笑うと?
怒りの反対の効果が得られます。
笑うと、心がリラックスして、ストレスホルモンが減少していくのです。
ストレスホルモンが減少すれば、血管も開き、血圧も安定し、そして免疫機能までが上がります。
笑いが免疫機能を高めることから、がん治療に取り入れられることもあるほどです。
人間の体のなかでは、実は健康であっても、日々、がん細胞ができています。
がん化する細胞を見つけては退治してくれているのが、免疫細胞なのです。
とうことは、ストレスが続いて免疫細胞が低下すれば、がんにもなりやすくなります。
ですから、たくさん笑いましょう。
楽しいことがあるから笑うと考えられがちですが、その逆もあります。
笑えば、嫌なことを忘れられます。
お気に入りのお笑い芸人を探しておく、バラエティ番組を録画しておく、気の合う仲間と談笑する――など、自分なりの「これなら笑える!」という環境を用意しておくといいでしょう。
「人は血管から老化する より」
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それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、栄養のバランスの悪さなどが考えられます。
忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
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