6時間睡眠の悪影響

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6時間睡眠の悪影響
 
睡眠時間は1日どのくらいでしょうか。
 
睡眠時間の統計にはさまざまなものがありますが、社会人の場合、だいたい67時間が平均的です。
おそらく組織の第一線で活躍している社会人の場合、6時間未満の人も多いと思います。
 
6時間と7時間では、たかが1時間の違いと思うかもしれません。
ところが、予防医学の見地からすると、7時間の睡眠が理想的で、6時間睡眠では脳に深刻なダメージを受けることがわかっています。
 
6時間睡眠には2つの大きな悪影響があります。
 
1に、6時間睡眠の人は、7時間睡眠の人とくらべて、脳の老化が2倍のスピーで進むという研究結果が出ています。
 
2に、6時間睡眠が続いて睡眠不足がたまると、お酒を飲んでほろ酔い状態と同程度の認知機能になります。
 
とはいえ、「そんなこと言われても、忙しいんだから寝る時間を削るのは仕方がない」という言い分もあるでしょう。
とかと、実際は因果関係が逆転している可能性があるのです。
 
つまり、睡眠時間が短いから、高いパフォーマンスで仕事ができず、忙しくなってしまっている――。
 
日本社会や日本企業では、「寝ないで頑張った」ときに褒められこそすれ叱られることはあまりないでしょう。
しかし、ところ変わればなんとやらで、最近あるアメリベンチャーキャピタリストと話したとき、投資する会社の社員が寝不足で出社してきたので、「君は、ほろ酔い気分で仕事をする気か」と注意したと話していました。
寝不足が脳のパフォーマンスを下げることをよく知っているのです。
 
書店に行くと、さまざまな時間管理術の本が売られています。
 
TO-DOリストをつくる、「人と会う日」を決めておく、メールをする時間を決める、あらかじめオフの予定を組み入れるなど、効率よく仕事を進めるためのコツがたくさんか書かれていますが、どうにも不思議に思っていることがあります。
 
それは、睡眠時間があまりにも考慮されていないことです。
 
もし「脳を疲れにくくするための時間管理術」という本を書くとしたら、「睡眠時間の確保」は必ず盛り込みます。
そして、「1日のスケジュールはまず寝る時間と起きる時間を書き込むことから」という提案をします。
 
よく考えると、子どものころは、寝る時間と起きる時間が決まっていました。
しかし大人になるにつれていつしか睡眠リズムが乱れ、それに伴って疲れもどんどんたまるようになってきたように思います。
 
睡眠は脳のパフォーマンスや疲れに決定的な役割を果たしているのです。
「疲れない脳をつくる生活習慣 より」
 
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脳や神経が働くときは、神経線維同士の間を情報伝達物質というものが行き来します。
二本の神経線維で一単位となるその部分は「シナプス」と呼ばれます。
シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。
ところが、年齢とともに、あるいは認知症などの病気によって、シナプスは次々にこわれていきます。
ビタミンB12には、そのこわれたシナプスを修復する作用があるのです。
また、脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
 
ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。
血液細胞が正常につくられるには、ビタミンB12が必要だからです。
それと同時に、脳神経系の働きにも深くかかわっています。
根本的な作用に目を向けると、ビタミンB12は、体内のすべてのたんぱく質を修復する働きを持っています。
とりわけ、脳や神経の修復には、ビタミンB12が不可欠なのです。
 
最近の研究で、ビタミンB12はバイオリズムにかわっていることがわかってきました。
不規則な生活が続くと、バイオリズムが乱れて、自分の意思で起きたり、眠ったりできなくなります。
昼間居眠りをするようでは仕事に支障をきたしかねませんそこで、試してみたいのがビタミンB12です。
大量にとると、バイオリズムの回復に役立つと考えられています。
海外旅行の時差ぼけも、なかなか解消しにくいものですが、B12を試してみてはいかがでしょう。
 
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