エネルギー代謝に必須「ビタミンB群」

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エネルギー代謝に必須「ビタミンB群」
 
疲れがたまって家ではゴロゴロしてしまう。
がんばりたいのに、ここぞというときにパワーが出ない……。
肌荒れや口内炎ができやすい。
 
そんな人は、ビタミンB群をもっととるべきです。
 
ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシンパントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチンの8種類を「ビタミンB群」といいます。
それぞれが協力し合って働くので、食材、あるいはサプリメントであれば複合の形でとることが大事です。
 
ビタミンB群は、糖質、脂質、タンパク質という3大栄養素を、エネルギーに変えるときに欠かせない成分。
いわばガソリンに着火する役割を果たすので、ガソリンにあたる3大栄養素をとっても、ビタミンB群が不足するとエネルギーを生み出すことができず、疲れがなかなか回復しなくなったり、細胞の修復機能がダウンして、肌荒れや口内炎が治りにくくなったりするのです。
 
なかでも注目が、ビタミンB12です。
古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。
 
脳梗塞を起こした107名の男女の血液中のビタミンB12濃度を調べ、2年後にMRI画像をとると、B12濃度が低い患者は脳の病変が起こるリスクが3倍も高かったのです。
 
このように、元気度アップ、肌や粘膜の維持、さらには脳の健康にも威力を発揮するビタミンB群は、日々しっかりとりたいもの。
 
豚肉、玄米、牛乳、卵、ほうれんそう、タマネギ、のりやカツオなどの食材に、豊富に含まれています。
 
糖質、脂質、タンパク質がエネルギーになるときの「火付け役」。
疲れにくさ、肌や脳の健康維持に威力を発揮する。
「若いと言われる人があたりまえにやっている16の老けない習慣 より」
 
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  「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?
顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。
それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
 
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
 
ビタミンB12は細胞の生成に重要な核酸たんぱく質、認知機能と関係が深く、また、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きがあります。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
 
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