魚油はアレルギーを抑制。インスリンの効きを良くし、太りにくい体に!

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魚油はアレルギーを抑制。インスリンの効きを良くし、太りにくい体に!
 
魚油の働きとして、ぜひ覚えていただきたいのが「体内の炎症を抑える」という働きです。
忙しい人は、市販のお惣菜でおなじみの揚げ物や炒め物を食べることが多いかもしれませんが、これらに使用されるサラダ油には「リノール酸」という脂肪酸が豊富。
このリノール酸は体内で「アラキドン酸」をつくります。
このアラキドン酸は、体内で増えすぎると、免疫細胞が働きにくくなり、アトピー性皮膚炎やぜんそく動脈硬化のリスクを高めてしまいます。
 
しかし、魚油の中でも特にEPAには、このアラキドン酸と拮抗して体内の炎症を抑える働きがあり、アラキドン酸の弊害を打ち消してくれるのです。
かつて日本人の食生活では、1日に最低1食は魚をとっていた。
反対に、魚の摂取が減ったことによりアレルギー疾患が増えたのではないか、とも考えられます。
 
実際に、アトピー性皮膚炎の患者23人を2グループに分け、片方のグループが1日あたりEPA1.8gをカプセルで摂取し、摂取しないグループと比較したところ、12週間後にEPAをとったグループは、かゆみやかさつきといった疾患のスコアが有意に低下しました。
 
また、魚油にはインスリンの感受性を高めて糖尿病に罹りにくくする働きも。
47人の肥満男性(平均年齢46.5歳)の血液中のEPAおよびDHAの濃度を調べたところ、EPA、DHAの濃度が高かったグループは、インスリンの感受性が高く、空腹時インスリン濃度が低く、血圧も低く、炎症の指標となるCRP濃度も低いことがわかりました。
インスリンは糖を脂肪として蓄積する働きを持っているため、しっかりインスリンが効く体になるということは、過剰なインスリンの分泌を抑え、スリムな体型を維持することにもつながります。
 
魚油はアレルギー症状を軽くする!
糖尿病の気になる数値も改善。
「若いと言われる人があたりまえにやっている16の老けない習慣 より」
 
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  「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?
顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。
それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
 
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
 
ビタミンB12は細胞の生成に重要な核酸たんぱく質、認知機能と関係が深く、また、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きがあります。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
 
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