みそ、納豆が脳に効く

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みそ、納豆が脳に効く
 
和食が優れているポイントの一つは、発酵食品をふんだんに摂ることができること。
みそやしょうゆ、納豆、そして鰹節も発酵食品です。
 
発酵食の中でも、日本女性の味方といえるのがみそや納豆でしょう。
 
その材料となる大豆には、更年期障害を緩和して肌や血管の老化を抑える大豆イソフラボンや、内臓脂肪の蓄積を抑える大豆タンパクがたっぷり。
日本人の乳がん羅患率や、女性の更年期症状の程度が欧米に比べて低いのは、女性ホルモンのエストロゲンのように働く大豆イソフラボンの効果ではないかともいわれています。
 
また、注目したいのが、脳への効果。
 
大豆の脂質に含まれる「大豆レシチン」は、体内に吸収されると、脳の情報伝達を行う神経細胞の大切な材料に。
年齢とともに低下する記憶力や学習能力を改善する働き、つまり脳を若々しく維持する効果があります。
大豆が「ブレインフード」といわれるのは、このためです。
 
このような優れたアンチエイジング食品ですが、消化・吸収はそれほどよくありません。
 
しかし、発酵させたみそや納豆であれば、タンパク質が分解されたり、大豆イソフラボンの糖の一部が外れるなどして、より吸収されやすい形になっています。
 
さらに、納豆に含まれるタンパク質分解酵素「ナットウキナーゼ」には、血栓の主成分であるフィブリンを溶かし、血栓をつくりにくくする働きが。また、納豆菌は胃酸で死滅しきらず腸まで届き、善玉菌の敵である活性酸素を消去したり、善玉菌のエサを作り出すなど、腸内環境をせっせと整えてくれるのです。
 
若々しさを意識するなら、ぜひ毎日食べたい健康食、納豆です。
 
大豆レシチンは記憶力や学習能力を改善する。
吸収率が高いのは、みそや納豆など「発酵」した大豆。
「若いと言われる人があたりまえにやっている16の老けない習慣 より」
 
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  「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?
顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。
それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
 
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
 
ビタミンB12は細胞の生成に重要な核酸たんぱく質、認知機能と関係が深く、また、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きがあります。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
 
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