アレルギーやウイルス感染予防に「ビタミンD」

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アレルギーやウイルス感染予防に「ビタミンD」
 
アトピー性皮膚炎などアレルギー症状に悩む人、骨を強くしたい人にぜひおすすめしたいのが、「ビタミンD」です。
 
ビタミンDは、紫外線に当たると皮膚で合成される栄養素です。
また、鮭のほか、サバ、サンマなどの青魚には体内で利用しやすいビタミンD3が豊富に含まれますが、これらの魚の摂取量も現代人は不足気味だと考えられます。
 
ビタミンDは腸管からのカルシウムの吸収を助け、増骨作用を発揮します。
このことから小児期には必須のビタミンですが、乳幼児期や小児期にビタミンD不足になると、免疫力の低下を招き、アトピー性皮膚炎にかかりやすいことがわかっています。
また、ビタミンDをサプリメントとして小児に補充すると、インフルエンザの感染率が低下したことが国内の研究によって報告されています。
 
夏に海水浴で日焼けをしっかりすると冬に風邪を引かなくなる、とふるくからいわれていることは科学的根拠があったといえます。
ビタミンDを体内でしっかりつくるために、日の光には適度に当たることをおすすめします。
 
また、ビタミンDの最新研究において注目すべきは、さまざまながんの発症を抑制する、ということ。
ビタミンDの血中濃度が低いほど、大腸がんや乳がんの発症率が増えることが報告されています。
これはビタミンDが免疫力の調整役として働いているため。
大人のアトピー性皮膚炎の症状も、ビタミンDの投与によって軽減できることが多いのも、免疫を正常化するためだと考えています。
 
さらに、ビタミンDにはうつ病を予防する効果も、また、妊娠・出産を考える女性にはぜひ知ってもらいたいこととして、母体のビタミンD濃度が低いと、産まれてくる乳児にさまざまな疾患が起こりやすいという事実があります。
 
アトピー性皮膚炎、インフルエンザ感染予防にも。
免疫の調整役としても活躍。大腸がんや乳がんリスクを下げる
「若いと言われる人があたりまえにやっている16の老けない習慣 より」
 
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 筋肉や神経を動かすエネルギーを作るのがビタミンB1、神経伝達物質の生成に働くのがビタミンB6、そしてビタミンB12の役目は神経細胞内の核酸やタンパク質などを合成、修復することにあります。
どのビタミンが不足しても神経は正常に働いてくれません。
 
ビタミン欠乏症が原因で、認知症になるケースがあるそうです。
ビタミンの種類は、ビタミンB1、ビタミンB12、葉酸
 
ビタミンが欠乏すると、記憶障害、無気力、集中力の低下、妄想、錯乱の症状が出ることは事実です。
東京武蔵野病院 副院長 田中信夫先生によれば、認知症患者の血中ビタミンB12は、通常の人より少ないそうです。
認知症患者に、ビタミンB12を投与すると、ボケ症状、特に感情障害、夜間せん妄、意欲、自発性の障害などの精神障害が軽くなると言われています。
 
老人の認知症の3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。
この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク(アミロイドβタンパク)合成、核酸合成が順調に行われる必要があるのです。
ビタミンB12は、タンパク(アミロイドβタンパク)合成と核酸合成の両方に役立っています。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
もしビタミンB群のビタミンB12や葉酸があれば、ホモシステインは分解されます。
 
一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえでも、重要なビタミンとされます。
 
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