働きすぎの人ほど消耗する「ビタミンC」

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働きすぎの人ほど消耗する「ビタミンC」
 
ビタミンCは、私たちの体内で、ストレスに立ち向かおうと常にがんばってくれている栄養素。
それゆえ、ストレスを受けると真っ先に消耗されてしまいます。
 
疲れたなぁ、と腰から背中に手を当てて体を反らすことがありますね。
このとき、手の平があたる部分に腎臓があります。
その上にある小さな臓器が「副腎」です。
副腎では、アドレナリンやノルアドレナリンといった、ストレス時に分泌される興奮系のホルモンがつくられていますが、これらホルモンの産生に重要な働きをしているのが、ビタミンCです。
働き過ぎ、疲弊するとじんましんが出たり、気管支ぜんそくの症状があらわれたりすることにも、ビタミンC不足が関連すると考えています。
また、ビタミンCは目の角膜や水晶体にも多く含まれていますから、目を酷使する人は特にビタミンCをしっかりと補う必要があるのです。
ストレスに対抗する以外にも、活性酸素を消去したり、肝臓の解毒酵素の活性化、鉄分などミネラルの吸収促進、免疫力アップなど、ビタミンCは多方面に働きます。
 
人間以外の動物の多くは、ビタミンCを体内でつくり出すことができます。
しかし、霊長類はビタミンCをつくる酵素を持たないため、食品からビタミンCを定期的に補充する必要があります。
人間と同じ、霊長類のゴリラは、せっせと木の葉を食べていますが、彼らの食べる木の葉に含まれるビタミンCの総量は、体重換算すると、成人が食べた場合1日あたり5g(5000mg)に相当するといわれます。
 
ビタミンCはコラーゲン繊維をつくるときに欠かせないため、肌の張りを保ちたいときには、ビタミンCとともに、魚のにこごり、魚の皮、鳥の手羽などコラーゲンたっぷりの食品をとるといいでしょう。
 
疲労を強く感じるときは、サプリを就寝前に2~3g服用すると、翌朝すっきりと目覚めることができ、視界もクリアになってくるでしょう。
 
副腎と目に多く含まれ、働きすぎると消耗する。
疲労を感じたときは、寝目前に多目に飲むと翌朝すっきり。
「若いと言われる人があたりまえにやっている16の老けない習慣 より」
 
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 筋肉や神経を動かすエネルギーを作るのがビタミンB1、神経伝達物質の生成に働くのがビタミンB6、そしてビタミンB12の役目は神経細胞内の核酸やタンパク質などを合成、修復することにあります。
どのビタミンが不足しても神経は正常に働いてくれません。
 
ビタミン欠乏症が原因で、認知症になるケースがあるそうです。
ビタミンの種類は、ビタミンB1、ビタミンB12、葉酸
 
ビタミンが欠乏すると、記憶障害、無気力、集中力の低下、妄想、錯乱の症状が出ることは事実です。
東京武蔵野病院 副院長 田中信夫先生によれば、認知症患者の血中ビタミンB12は、通常の人より少ないそうです。
認知症患者に、ビタミンB12を投与すると、ボケ症状、特に感情障害、夜間せん妄、意欲、自発性の障害などの精神障害が軽くなると言われています。
 
老人の認知症の3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。
この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク(アミロイドβタンパク)合成、核酸合成が順調に行われる必要があるのです。
ビタミンB12は、タンパク(アミロイドβタンパク)合成と核酸合成の両方に役立っています。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
もしビタミンB群のビタミンB12や葉酸があれば、ホモシステインは分解されます。
 
一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえでも、重要なビタミンとされます。
 
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