疲れているときほど早起きを

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疲れているときほど早起きを
 
朝食をすすめるもう一つの理由は、朝の日差しに体内時計をリセットする作用があることがわかっているからです。
 
概日リズムは、体内の生理的な活動が概ね24時間のリズムで営まれていることを示していますが、太陽の運行とは若干のずれがあるので、24時間に調整するために、体内時計はつねにリセットされています。
 
こうしたリセットのスイッチとなっているのが、日の光の作用です。
 
つまり、早起きして朝の光を浴びることで体内のリズムが整い、自律神経やホルモンの分泌が正常に働きやすくなるのです。
 
逆にいえば、毎日のように夜更かしをしていたり、食事の時間が不規則であったりすると、体内時計のズレがどんどん大きくなっていきます。
その結果、ホルモンの分泌や新陳代謝が滞り、腸がむくみ始めるのです。
 
うつの患者さんに早起きをすすめるのも、朝の日差しに体内時計をリセットし、体内リズムを整える効果があるため。
朝の日差しが脳内のセロトニンを活性化し、リラックスを生み出す効果も指摘されていますが、体内時計との関わりのほうが、むしろ重要かもしれません。
 
心のむくみ、生き方のむくみが、うつを引き起こしているのですから。
 
心と体のむくみを取りたいと考えている人は、こうした点をふまえ、まずは早起きし、カーテンを開けて、朝日を浴びるようにしてください。
 
その上で一杯の水を飲み、朝ごはんを食べる。
やせたい、体調を整えたいという人も、食事の内容を変える前に早起きし、体内時計をリセットするのです。
 
「ちょっと疲れがたまっているな」と感じているときほど、意識して早起きするようにしています。
「疲れがたまっているのだから、少しでもゆっくり寝ていたい」と通常は思うのですが、あえて逆のことをやってみるのです。
 
たとえば、いつもより30分早く起きて、ゆっくりと日の光を浴びながら、1日の予定をイメージする。
たったそれだけで疲れは吹っ飛び、1日の活力が湧いてきます。
 
あるいは、早めに会社に行って机のまわりを整理整頓したり、カフェで朝食を摂ったり、こうした朝の気分転換がむくみを取り、生き方を心地よいものにしてくれます。
 
あまりにハードワークが続いているときは、まずはゆっくりと休むことが必要。
ただダラダラと夜更かしと朝寝坊を繰り返しているのだとしたら、そうした習慣から少し変えてみてください。
 
自然のリズムと同調できれは、体調が変化していることが実感できるはずです。
「人生を決めるのは脳が1割、腸が9割! より」
 
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。

 脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
最近の研究で、ビタミンB12はバイオリズムにかわっていることがわかってきました。
不規則な生活が続くと、バイオリズムが乱れて、自分の意思で起きたり、眠ったりできなくなります。
昼間居眠りをするようでは仕事に支障をきたしかねませんそこで、試してみたいのがビタミンB12です。大量にとると、バイオリズムの回復に役立つと考えられています。
海外旅行の時差ぼけも、なかなか解消しにくいものですが、B12を試してみてはいかがでしょう。
 
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