食事の中身より「六の法則」を

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食事の中身より「六の法則」を
 
「食べる時間」について、具体的に考えていきましょう。
 
決まった時間に食べるといっても、お腹が空いていないのに、1日3食、無理に食べることを強いるわけではありません。
 
まず気をつけたいのは、夕食です。
遅い時間に食事をする習慣を続けていると、腸の消化活動に負担がかかり、自律神経にダメージを与えます。
夕食は睡眠の3時間前、できれば午後8時頃には済ませるようにします。
 
朝食については、まったく摂らないという人もいますが、自律神経のリズムを整えるためにも、ぜひすすめたい習慣です。
 
食べたものは約6時間で小腸の末端に達し、消化吸収されていきますから、体のリズムを考えた場合、たとえば午前8時に朝食、午後2時に昼食、午後8時に夕食と、それぞれ6時間ごとに摂るようにするのがベストです。
 
昼食を午後2時に摂るのが難しい場合、朝食を午前6時にすれば、昼食が正午、夕食が午後6時というサイクルに調整できます。
 
いずれにせよ、朝食・昼食・夕食を6時間ごとに食べる――この「六の法則」が腸のむくみを防ぐ最大の秘訣といっても過言ではありません。
 
朝食べたものが消化吸収されれば自然とお腹が空きますし、腸の働きにも負担がかかりません。
食べ物の内容に気をつけるより、食べる時間に気をつけたほうが、よっぽとむくみ対策になることがわかるでしょう。
 
朝起きたら一杯の水を飲み、バナナ一本とパンを一切れ食べてから出かける習慣をずっと続けていますが、朝食はこれくらいで十分。
時間があれば、栄養補給のためにフルーツの生ジュースを飲んだり、ごはんやみそ汁をしっかり摂ったりしたほうがいいのですが、あなたの腸が求めているのは、栄養摂取よりもリズムなのです。
 
 健康のためには、パンよりもごはんのほうがいいとか、お昼もお弁当にしたほうがいいとか、いろいろな考え方がありますが、何ごとも毎日続けるのが肝心です。
続けるのに無理があるのであれば、よけいなストレスがかかるだけ、あれこれと頑張るのをやめて、リズムを守ることだけを考えましょう。
 
 ですから、あなたが体調不良に悩まされているのだとしたら理由は簡単。
仕事の忙しさなどにかこつけて、生活が不規則になってしまっているのです。
そうした日常が交感神経の働きを過剰にして、腸をむくませてしまっているのです。
 
 意識したいポイントは、たったそれだけ。
ビタミンやミネラルが足りないせいでも、アミノ酸が不足しているせいでもありません。
崩れたリズムが原因であると気づき、ただそれを修正するだけで、むくみは簡単に解消され、元気に過ごすことができます。 
「人生を決めるのは脳が1割、腸が9割! より」
 
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仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。

 脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
また、ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
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