脳卒中にならないために知っておきたい、これだけのこと

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脳卒中にならないために知っておきたい、これだけのこと
 
1.いちばんの害悪はやっぱりタバコ
 
2.「高血圧」をしっかり管理する
 
3.「死の四重奏」は食事から
高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満(メタボ)の、いわゆる「死の四重奏」は、脳卒中の一番の危険因子です。
もとを正せば、食事がその主な原因です。
食事はやはり、バランス重視です。
 
4.感染症に気を付ける
感染症にかかると、白血球が増え、脳の毛細血管が詰まりやすくなります。
また、動脈壁に病原体がとりつくと、炎症を起こし、血管の状態は悪くなります。
さらに、感染症によって発熱したり、下痢をしたりすれば、脱水で、血液もドロドロになります。
そもそもウイルスや細菌などの異物は、体にとってはさまざまなストレスのタネです。
この病原体の存在が脳卒中の引き金になることもあるのです。
 
5.体調が悪いときは無理しない
めまいや頭痛だけでなく、痛みやしびれ、違和感などの不調は、体からの危険サインです。
そのとき無理をすれば、大きな反動が帰ってきます。
「無理はし過ぎない」「体調が悪いときは休養する」。
働き盛りの人には難しいかもしれませんが、大切な命にかかわることを、知っておくべきです。
 
6.1日のリズムの中で、ゆっくり眠る
睡眠は、交感神経だけでなく、脳をはじめ、心臓もほかの内臓、そして骨も筋肉も、明日に向けて回復するための時間です。
体を横にして休むことは、骨や筋肉を重力から解放するだけでなく、全身に血液を送る心臓や血管の負担を減らすことにもなるのです。
 
7.気温差に気をつける
暑いサウナに入った後、冷たい水風呂に浸かる人がいますが、危険です。
体温の急低下を防ぐために、体は全身の血管を収縮し、血圧が急上昇するからです。
冬、寒い外へ出るときに血圧が急上昇し、脳出血を起こしてしまうのです。
冬に外出するときは、肌が露出しているところを少なくし、十分に暖かい格好をしましょう。
外出時だけでなく、入浴するときや、トイレでお尻を出すときも、同じように血圧が急上昇します。
特に高齢者の体は、こうした急激な変化に耐えられないので、浴室を暖めてから入浴したり、トイレに行くときは上着を羽織るなど、ちょっとした工夫が必要です。
逆に、夏には、炎天下から冷房の効いた室内に入るときに発症する人もいます。
 
8.力まない
トイレで排便のために力む、というのも、実は脳卒中のきっかけになります。
血圧が上昇するのです。
重いものを持つときなどにも力みますが、それも脳卒中のきっかけになります。
また、急激に体を動かすのも危険です。
たとえば、寝ているときは血圧が下がっていて、目覚めると上がりますが、朝起きてすぐに動き出すと、急激に血圧が上昇します。
低い血圧から、一気に高くなれば、血管にはそれだけ負担がかかります。
高齢者の中には、朝の布団上げで脳卒中になる人もいます。
布団の中でストレッチなどをしてから起きるといいでしょう。
朝起きて、すぐにジョギングに出かける人がいますが、危険きわまりない行為です。
スポーツの準備運動が大切なのは、骨や筋肉に対してだけでなく、血管や心臓など、循環器に対しても、急激な負荷をかけないためでもあるのです。
 
9.外に出て刺激を受ける
ストレスが脳卒中のリスクとなり、さらに最終的な引き金になる可能性があります。
ストレスで精神的に追い込まれると、どうしても、人と顔を合わせるのが嫌になり、家にこもりがちになります。
そんなときでも、外に出てみることをおすすめします。
無理に人と会うことはありませんが、できるだけ外に出て歩き、太陽の光を浴びて、自然の風を感じてみることは必要です。
また、このとき、背筋を伸ばし、姿勢よく歩いてみるように努めてみてください。
歩くこと、姿勢を良くすることで、血液の流れが良くなります。
視線を上げれば、目からは新たな情報が入り、脳への刺激にもなります。
結果的に、元気が戻るきっかけにもなるのです。
脳卒中にならない、負けない生き方 より」
 
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因の多くが脳梗塞です。
脳梗塞は、初期段階に数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現します。
これが隠れ脳梗塞と呼ばれるものです。
隠れ脳梗塞は早い人だと30代から表れ、40代を過ぎると急に増加すると言われています。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
 
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