現実を受け入れ、それを変える生き方

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現実を受け入れ、それを変える生き方
 
 「病は気から」といいますが、その前に、私たちは遺伝子の影響を受けながら生きていることも事実です。
 
家族の誰かに脳卒中を経験した人がいる場合、確かにそのリスクは高まります。
しかし、脳卒中は“遺伝病”ではありません。
家族がなったからといって、あなたが脳卒中になるとは限らない。
むしろ、家族と同じように自分にも「脳卒中になる危険がある」ということを受け止め、それを自らへの“戒め”として生活すれば、「脳卒中のリスク」を遠ざけることができると、考えます。
 
 遺伝子の研究が進み、「寿命は決まっている」などという研究者もいますが、それは絶対ではない。
確かに「こういう病気になりやすい」ということはあるかもしれませんが、絶対に発症する確証はないのです。
 
 病気をつくるのは自分です。
 
 あなたがあなたの病気をつくるのです。
 
 あなたの生き方や考え方が「脳卒中の最大のリスク」になっているのです。
 
 タバコが悪いとわかっていながらやめない人、高塩分と高脂肪の食事が悪いと知りながら食べ続ける人、飲みすぎてはいけないと思いながらもストレスをお酒で紛らわそうとする人。
どの人も、自ら「脳卒中のタネ」を自分の体にまく人です。
 
過去は変えられません。
そして、長年続けてきた習慣を変えるのも大変です。
それが偏っていればいるほど、それをバランスの良いところまで戻すには気力がいります。
 
でも、悪いという事実を受け入れ、「それがなぜ悪いのか」「どう悪いのか」ということを理解すれば、自分を変えるための一歩が踏み出せると思うのです。
脳卒中にならない、負けない生き方 より」
 
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因の多くが脳梗塞です。
脳梗塞は、初期段階に数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現します。
これが隠れ脳梗塞と呼ばれるものです。
隠れ脳梗塞は早い人だと30代から表れ、40代を過ぎると急に増加すると言われています。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
 
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