日本人の食事はとにかく糖分過多

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日本人の食事はとにかく糖分過多
 
 日本の肥満率は世界最低レベルです。
しかし、糖尿病患者数は世界のトップ10に入っています。
 
理由は明らかに炭水化物の摂りすぎです。
欧米人は肉食なので脂肪を摂りすぎる傾向があります。
 
甘いものを食べる習慣が増えると糖尿病になります。
糖尿病になると腎臓も目の網膜も心臓血管もやられます。
毛細血管を詰まらせて神経にも血が通わなくなるため、神経炎を起こして痛みを感じなくなります。
心臓が悪い、腎臓が悪いのに自覚症状がないのです。
 
冠動脈が詰まってきて起こす胸の痛み(狭心症発作)や下肢動脈が閉塞して起こる足の痛みも神経が麻痺しているのでほとんどなく、病気が高度に進行してしまいます
 
糖尿病も初期のうちは薬で治すこともできます。
胃腸での糖の吸収を抑えたり、糖を分解するインシュリンの働きを強化したり、分泌が不足しているインシュリンを皮下注射するといったものがあります。
 
最近では血中の糖を腎臓から尿と一緒に排泄してしまう薬も開発されています。
ただ、重症化してくると治療の手立てがなかなかない恐ろしい病気です。
 
糖質は3分の1が頭で消費されます。
脳のエネルギー源として糖質は欠かせません。
注意すべきは頭が要求していないのに、糖質を摂りたくなってしまうことです。
「甘いものを食べないと頭がぼーっとして……」という人もいます。
 
血中に糖分が十分あっても、緊張や過度な運動などによるストレスがあると、脳に十分な血液が通わなくなります。
ついつい甘いものに手が伸びがちですが、少し身体を休めて脳への血行をよくすればすむことなのです。
 
 1日1枚必ずチョコレートを食べなければ気が済まない。
締めのラーメンを食べるのが習慣になっている人がいます。
それはまさしく不摂生という病気にかかっているので、血液検査をして数値として管理するしかないでしょう。
 
 たばこは3年後、5年後に影響が出るため、どのくらい身体を害しているかがわかりません。
糖分過多は1年に1度血液検査で糖尿病になっていないか、ヘモグロビンA1cが正常値であるかで測れます。
検査で問題がなければ、個人の嗜好で甘いものを楽しんでください。
 
 
 最近、トランス脂肪酸は身体によくないと喧伝されています。
トランス脂肪酸とは、植物油には含まれない人工的に加工される負飽和脂肪酸のことです。
サラダ油、マーガリン、ファーストフード、スナック菓子などに多く含まれます。
 
 トランス脂肪酸を一定量とると中性脂肪となり肝臓に運ばれて、LDLコレステロールとして血中に入ります。
そのため、動脈硬化が進行して心筋梗塞などのリスクも高まります
 
調理するときは肉の脂で炒めたり、オリーブ油を少量使うようにしましょう。
「老いるほど血管が強くなる健康法 より」
 
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因の多くが脳梗塞です。
脳梗塞は、初期段階に数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現します。
これが隠れ脳梗塞と呼ばれるものです。
隠れ脳梗塞は早い人だと30代から表れ、40代を過ぎると急に増加すると言われています。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
 
ビタミンB12の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質が増えるといわれています。
また、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
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