
脂質異常症を予防する
脂質異常症には次の3つのタイプがあります。
●低HDLコレステロール血症(善玉コレステロールが少ない)
●高トリグリセライド血症(中性脂肪が多い)
また、比較的早い段階から加齢とともに増えていくのも、この病気の特徴。
男性では30代あたりから増え始め、50代ではおよそ2人に1人が抱えています。
脂質異常症予防には「軽めの夕食」+味噌
朝食と昼食はしっかりと摂り、夕食は軽めというバランスをおすすめします。
単に量を減らせと言っているわけではありません。
おかずに野菜やキノコ類、海藻などをたくさん取り入れれば、カロリーは抑えてもボリュームは出るので満腹感は得られます。
主食には、玄米や雑穀、麦を混ぜましょう。
白米よりビタミンやミネラルが豊富なうえに、噛みごたえがあるので早食いや大食いを防ぐことができます。
そこに加えてほしい発酵食品は、ずばり味噌です。
《脂質異常症予防におすすめの食材と発酵食品》
海藻
抗肥満効果がある
青魚
大豆製品
悪玉コレステロールを低減させる
味噌
悪玉コレステロールを低減させる
食欲を抑える効果がある
女性ホルモンのひとつで、卵胞ホルモンとも呼ばれる。
悪玉コレステロールの抑制、血管拡張作用などもある。
「腸を元気にしたいなら発酵食を食べなさい より」
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各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。
多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。
たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。
よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。
それぞれの栄養素のよい点を最大限に引き出すためには、多種類の栄養素をバランスよく摂取することが非常に重要です。
そのためには、食品を組み合わせて食べることが一番の早道。
ひとつの食品には多くの栄養素が含まれるので、組み合わせる食品の数を増やせば増やすほど、一度に多種類の栄養素をとることができます。
食事のバランスは効率のよい栄養素の摂取に直結しているのです。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
ビタミンB12は主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。
加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。
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