鶏の胸肉で老化防止
牛肉や豚肉と違って、脂肪分が少ないのが鶏肉です。
胸肉でも皮付きだと12.3g(すべて100gあたり)の脂がありますが、皮をとってしまうと脂分は2.4gになってしまいます。
牛肉(肩ロース)で27.2gですから、非常に少ないことがわかります。
皮をとってしまえば、脂肪を気にせずとれる鶏肉ですが、注目したいのはとくに胸肉です。
鶏の胸肉には、「カルノシン」という成分が含まれています。
カルノシンは、筋肉が疲れたときに大量に分泌する乳酸を中和してくれます。
カルノシンのおかげで疲れ知らずになれます。
また、このときに発生する活性酸素も除去してくれます。
カルノシンは、鳥や馬の筋肉にたくさん含まれていることがわかっています。
渡り鳥が広い海や森林地帯の上空をほとんど休むことなく、飛び続けることができ、馬が一気に草原を駆け抜けることができるのも、カルノシンがあるおかげなのです。
カルノシンは持久力や瞬発力に関係があるといわれています。
カルノシンには、抗酸化作用のほかに、老化防止効果もあります。
鶏肉は、低脂肪の上に良質たんぱく質が多く含まれています。
体の中の脂肪が気になる人、疲れやすい人は、鶏の胸肉をどうぞ。
「100歳までボケない101の方法 脳とこころのアンチエイジング より」
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血管力を高める食事は、炭水化物(糖)、塩分を少なめに、HDLコレステロール値を上げる食材を選ぶのがの基本です。
これに外せないものが、たんぱく質を十分に摂る食事を心がけることです。
たんぱく質はとくに血管中膜の結合を強くします。
動脈壁そのものを強くするので、脳出血などを防ぎます。
各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。
多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。
たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。
よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。
ただし、納豆やみそ、たくあんなど、日本に古くからある発酵食品には、植物性でも例外的にビタミンB12が含まれています。
加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。
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