冷えや冬バテ対策には足首を温める

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冷えや冬バテ対策には足首を温める
 
 女性にはいわゆる冷え性で、気温が下がる冬場などはとくに、末梢の血行障害を起こして足先が冷たく、寝つきにくいと訴える人が少なくありません。
 
末梢の血行障害の背景にあるのも、自律神経のダメージです。
交感神経は血管を縮め、副交感神経は血管を広げる働きがあります。
緊張やストレスなどで交感神経が優位になると、手足の血管が縮まり、血流が悪くなり、冷え性をまねくことになります。
 
眠るときには副交感神経が優位となり、血管を広げて体熱を体の外に逃がして、深部体温を下げていきます。
ところが、末梢の血行障害があると血管が広がりにくく、深部体温が下がりにくいので、寝つきが悪くなるのです。
 
冷え性で眠れない人は、レッグウォーマーで足首を温めると寝つきがよくなるはずです。
足首は筋肉が少ないため、温度変化に敏感に反応します。
半身浴でも体が温まった感じがするのは、足首が温められるためです。
 
注意としては、足全体をすっぽり覆わないことです。
靴下をはくと、足からの放熱が妨げられて深部体温が下がりにくくなり、スムーズな入眠が望めません。
体温が高いままだと、また、睡眠中に体温が高まる、汗をかくなどすると、眠れなかったり、目が覚めるようになったりします。
そうならないように、通気性に優れたレッグウォーマーで足首を温めながら寝るようにしてください。
 
湯たんぽや電気アンカで足先を温めるなら、眠る直前に外すことを忘れないでください。
ずっと当て続けると体温が下がらないので寝つきが悪くなり、また、せっかく眠っても発汗して眠りの質が低下し、夜中に目覚めてしまうことがあります。
そうして、自律神経に負担をかけ、疲れがとれにくくなります。
「すべての疲労は脳が原因2 より」
 
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。
 
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
 
ビタミンB12は、葉酸をはじめとするビタミンB群、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒に摂ることが望ましいとされています。
 
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