骨を強くしたいなら、UVクリームを塗りすぎない

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骨を強くしたいなら、UVクリームを塗りすぎない
 
骨密度を左右するもうひとつの栄養素が、ビタミンD。
ビタミンDは、厚生労働省の調べでは女性の半数が不足させている栄養素。
2人に1人が足りていませんので、骨のために、しっかりとりましょう。
 
ビタミンDは、カルシウムをきちんと骨に吸収させる働きをするので、骨には欠かせないビタミンなのですが、肌に太陽の光が当たることでもつくられます。
ビタミンDは、食事からもとれますが、それ以上に、日光を浴びることによって皮膚の上でつくられるビタミンなのです
免疫力を高めるビタミンとしても有名です。
 
そして日本女性は、ビタミンDがつくれるほど日光を浴びていないのです。
 
では、どのくらい浴びれば、ビタミンD不足は解消するのでしょう?
 
それはあなたが住んでいる場所によって違ってきます。
 
12月の沖縄なら17分、関東だと22分、北海道なら76分くらいです(※)。
よく「1日15~30分日光を浴びましょう」と言われますが、あれは沖縄から北海道までの平均値。
自分が住んでいる地域が太陽が当たりにくい地域なら、長めを心がけて日光を浴びましょう
 
さんさんと太陽を浴びているときに、骨も強くなっているんですね。
 
日光に当たるときに気をつけたいことがあります。
それは、光が肌に直接当たっていること。
UVクリームも光をガードするので、ビタミンDは生成されにくくなります。
塗るのは顔や首など、どうしても焼けたくない部分だけにして、手足や胸元など「まあ、いいか」と思える部分にはできるだけ塗らないようにしましょう。
 
ビタミンDの効果は、骨だけではありません。
特にインフルエンザの感染リスクはビタミンDが足りていれば、50%も下がります
インフルエンザに限らず、風邪を引くと体のあちこちで炎症が進むので、確実に老化します。
「美白」を極めすぎた結果、体の内側は老化が進んでしまうという皮肉な結果も起こりうるので、UVクリームには神経質にならず、日光を浴びることをおすすめします。
 
また、冬より夏にビタミンDはたくさんつくられます。
もちろん日差しが強く日が照る時間が長いからですが、他にもノースリーブや素足といった、肌を出す服が増えるという理由もあります。
服に覆われていない部分の面積が広いと、ビタミンDが豊富につくられます。
日が差す真夏など「うわっ」と憎まずに、ぜひ楽しんで骨を強くしてください。
 
夏は普通の服装をしていても問題ありませんが、冬は日が照っている間は、意識して肌が光に当たるようにしましょう。
たとえば、「マフラーを緩めて首や胸元で光を受け止める」、そんなちょっとした工夫で大分違います。
ランチついでに公園で日向ぼっこをしたり、の照っているうちの散歩を楽しんだり、山や海に遊びに行ったりすることをおすすめします。
 
どうしても日に焼けたくないという人は、ビタミンDはサプリメントで補給できます。
その際にはビタミンD3という表記があるものを選びましょう。
ビタミンDだけだと、結局日光を浴びてビタミンD3に変換しなければいけないからです。
 
また、ビタミンDは、魚にも多く含まれています。
日光が少ない季節は、魚をたくさん食べることをおすすめします
 
※関東は茨城県つくば市、北海道は札幌市のデータです。
「「食事」を知っているだけで人生を大きく守れる より」
 
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人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。
健康寿命を延ばせるかどうかは、老化と上手くつき合っていけるかにかかっているのではないでしょうか。
 
根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
 
ビタミンB12は水溶性と脂溶性という特徴を併せ持つため体の隅々にまでいきわたりさまざまな働きをします。
細胞の生成にとって重要な核酸(DNA)・たんぱく質の合成や末梢神経(手足)、 中枢神経(頭)、認知機能に関わりがあるため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。
細胞が入れ替わることにより若さにもつながると考えられます。
また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。
 
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