寝だめを大いに活用しよう

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寝だめを大いに活用しよう
 
NHK放送文化研究所が5年ごとに行っている「国民生活時間調査」によると、本人の平均睡眠時間は現在、次ぎのとおりだそうです。
 
・平日7時間15分
・土曜7時間42分
・日曜8時間3分
 
土日に比べて平日は睡眠時間が短くなっていることがわかります。
平日は仕事や家事に忙しくどうしても十分な睡眠時間がとれないという人は少なくないでしょう。
 
忙しい患者さんによく聞かれるのは、「寝だめはいいんですか?」
 
寝だめをしても意味がない、むしろ生体リズムが狂うからよくないと考えている人は多いようですが、私の考えは逆です。
普段忙しくて睡眠時間が不足しがちな人には「週末にたくさん寝てくださいね」と伝えます。
 
昼間寝たら夜眠れなくなるんじゃないか、月曜日に眠れなくなるんじゃないか……。
そう心配する人もいるでしょう。
でも、そもそも睡眠は生理現象ですから、毎日同じように寝られるとは限りません。
特に年を取ってくると睡眠周期は変わってくるようで、一日おき、三日おきに眠れるという人も少なくないのです。
 
ある人は、三日間寝続けて、そろそろお迎えが近いのかなと思ったら、白雪姫のようにパッと目が覚めて、ニコニコと元気にされています。
どうやらそういう睡眠周期のようです。
 
睡眠周期は個人差がとても大きいものですし、機械のように毎日同じ時間に眠くなって毎日同じように7時間眠れるという人は現実にはほとんどいません。
「毎日同じ時間に寝なさい」というのは、成長期の子どもの話しだと思っていただいていいでしょう。
 
私自身も、寝る時間も睡眠時間も日によってバラバラ。
睡眠時間を削る日が続いたら、どこかで9時間、10時間と寝て疲れを癒やす、つまり寝だめでなんとか帳尻を合わせています。
 
寝られるときに寝られるだけ寝る。
それで疲労を回復させているのだから、寝だめは大いに結構です。
「90歳まで元気で生きる人の7つの習慣 より」
 
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生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。
 
最近の研究で、ビタミンB12はバイオリズムにかわっていることがわかってきました。
不規則な生活が続くと、バイオリズムが乱れて、自分の意思で起きたり、眠ったりできなくなります。
昼間居眠りをするようでは仕事に支障をきたしかねませんそこで、試してみたいのがビタミンB12です。
大量にとると、バイオリズムの回復に役立つと考えられています。
海外旅行の時差ぼけも、なかなか解消しにくいものですが、B12を試してみてはいかがでしょう。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
ビタミンB12は、悪性貧血のみならず神経や免疫系にも効果があることが明らかになり、高齢者のうつや認知症の予防等に利用されています。
高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
 
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