ストレスの本来の意味を理解しよう

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ストレスの本来の意味を理解しよう
 
ストレスという言葉は、もともと物理の用語に由来しています。
 
例えば、鉄に圧力を加え続けるとやがて金属疲労を起こして壊れますが、加えられた圧力や刺激をストレッサーと言い、ストレッサーによって物資が変化し劣化することが、ストレスです。
 
この物理現象を人体に適用したのが、カナダの生理学者ハンス・セリエの「ストレス学説」で、外からのすべての刺激に対して、身体が変化し疲労していくことをストレスと呼んだのです。
 
1936年に提唱されたセリエのストレス学説は今日、広く医学界でも用いられるようになりました。
身体に加わるストレスは種々ある中で、セリエが挙げているのは次のようなストレスです。
 
1. 物理的な重力に逆らう運動などでの圧迫によるもの
2. 暑い、寒いといった気候や温度、湿度の変化によるもの
3. ウイルスや細菌など病原菌の感染によるもの
4. 排気ガス、薬、酒、タバコなど化学物質によるもの
5. 騒音など、物ではない環境要因によるもの
6. 精神的刺激、苦痛によるもの
 
これらセリエのいうストレスはすべて外因、つまり外から加わるストレスであり、後天的な要因です。
その中の一つにすぎなかった「精神的ストレス」が、現在では「ストレス=精神的ストレス」というように、本来の意味が正しく伝わらずに使われているのです。
 
最近では精神的ストレスが不健康の大きな原因のように言われていますが、これは原因がわからないものに対して、一般人の思い込みを利用しているにすぎないと思います。
 
ストレスの中で大きな影響を人体に及ぼすのは、身体内の圧迫ストレスです。
とくに、脳への圧迫ストレスの影響がもっとも大きく、これに比べると、外因のストレスなどたいしたことはないのです。
 「「脳の呼吸」を整えればあなたの全身はよみがえる! より」
 
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脳の機能にとって神経伝達物質がきわめて重要な存在です。
ドーパミン、GABA、セロトニンがよく知られていますが、アセチルコリンも重要な役割をもつ神経伝達物質のひとつです。
 
記憶力の減退も、脳の老化を示す典型的な症状ですが、記憶のネットワークを活性化する働きをしているのが、脳の海馬という組織であることはよく知られています。
その海馬には、アセチルコリン系神経が集中しているのです。
 
脳が老化し、萎縮してしまうアルツハイマーとの関係はとくに深く、アルツハイマーの脳ではアセチルコリンが減少していることから、アセチルコリン不足がアルツハイマーのひとつの原因とも考えられています。
 
アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。
同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。
通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。
 
レシチンアセチルコリンの材料になるだけではなく、細胞膜の材料にもなっています。
とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。
血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、脳の機能全体に深くかかわっています。
これが、レシチンが「脳の栄養素」と呼ばれるゆえんです。
そのレシチンを多く含んでいる食品の代表が卵黄です。
なお、レシチンアセチルコリンに合成するには、ビタミンB群が欠かせないため、同時にとることが望ましいのです。
 
また、脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
 
ビタミンB12について?
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