どこにいても「体内時計」はリセットされている


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どこにいても「体内時計」はリセットされている
 
「体内時計」の周期はぴったり24時間ではなく、わずかに長いので、地球の明暗周期24時間との間に微妙なズレがあります。
そのわずかなズレが何日も経過すると、やがて、海外旅行の場合と同じように、時差ボケ状態になる可能性があります。
したがって、毎朝、ちゃんと朝日を浴びて、朝ご飯を取って、地球の明暗周期に位相が修正される必要があります。
また、季節が移り変わると、日の出の時間と、日の入りの時間がずれていきます。
それに合わせて「体内時計」の位相も絶えず微調整して生活するのが、健康を維持する上で不可欠になります。
それが「自然」の生活です。
 
ところが、私たちの社会生活は、いわゆる時計(置き時計や腕時計などの標準時間)で律せられています。
起床時間6時とか、出社時間も、基本的に人間が人工的に定めた時計でコントロールされています。
この社会システムに異を唱えるつもりは全くありません。
しかし、私たちの日常生活も「自然」と共に営んだ方が体調には好ましいはずです。
朝に「体内時計」が全身に信号を発して、血圧を上げ、体温を上げて、元気に1日をスタートさせる準備を整え、日没になると今度は、睡眠ホルモンの分泌を開始させて、休息の準備をします。
それが「体内時計」の役割です。
「自然をリスペクトした生活」に適合します。
そうすれば、健康で活力のある生活をエンジョイできるはずです。
最近このような観点から、通常のカレンダーではなく、あえて旧暦の暦を使って、「自然」の営みを意識しつつ、日々の生活を営む人々が現われてきています。
 
「体内時計」を無視した昼夜逆転生活
 
太陽の明暗周期は遺伝子に刻み込まれているので、「体内時計」に合わせて日常生活を営めば、元気に健康をエンジョイできることになります。
朝になれば、自律神経を交感神経優位に切り替えて、血圧を上げ、血糖を上げ、代謝を上げて、活動に適した状態に、無意識のうちに準備してくれています。
ところが、昼夜逆転の生活を自らの判断で行なえば、海外旅行に出かけたような時差ボケの不調を抱えて生活することになります。
夕方になって「体内時計」が睡眠の準備をせよと司令を発している時間帯に、脳も身体も目覚めた状態にずれ込んでしまいます。
そうして、眠れずに悶々として夜を過ごすことになります。
「体内時計」に合わせて生活することは、地球の「自然」の中で生活する人間にとって、避けられない宿命といえます。
遺伝子に刻み込まれた「自然」のしくみなのです。
私たちは地球の「自然」の中で命を繋いできたわけで、それを勝手に変えて生活していくと、やがて心身に不調を抱えるようになります。
「自律神経をリセットする太陽の浴び方 より」
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新しい生活パターンへの対応、とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。
気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。
とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。
しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。
 
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
最近の研究で、ビタミンB12はバイオリズムにかわっていることがわかってきました。
不規則な生活が続くと、バイオリズムが乱れて、自分の意思で起きたり、眠ったりできなくなります。
昼間居眠りをするようでは仕事に支障をきたしかねませんそこで、試してみたいのがビタミンB12です。
大量にとると、バイオリズムの回復に役立つと考えられています。
海外旅行の時差ぼけも、なかなか解消しにくいものですが、B12を試してみてはいかがでしょう。
 
ビタミンB12の働き
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