ビタミン豊富だが、“果糖の罠”が潜んでいる

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ビタミン豊富だが、“果糖の罠”が潜んでいる 
 
「疲れたときにフルーツがいい」という声はよく聞きます。
 
代表的なのはレモンなどの柑橘系の果物ですが、確かにビタミンやミネラルが豊富に含まれますので、サプリメントや野菜と同様、“ホルモンタンク”を増やす作用はあります。
 
ただ全般的に、果物は糖分が多いのが問題です。
 
「果糖なら砂糖と違っていいだろう」と言われていたこともありますが、作用はあまり変わりません。
 
だから体に蓄積されるだけでなく、燃焼するためのエネルギーを使うことになり、疲労も回復されていきません。
 
とくにモモやブドウなど、甘い果実というのは、ほとんど「お菓子」と考えてもいいくらいです。
 
ですから食べ過ぎないほうが、疲れにくい体質をつくるにはベターでしょう。
 
それでも果実の中で疲れに効くものをあげるなら、何といっても一番は、ブルーベリーでしょう。
 
ブルーベリーは活性酸素を除去する抗酸化効果が高く、また繊維が含まれているため、血糖が上がりづらい特徴を持っています。
 
抗酸化力の指標となる「ORQC値」というものがありますが、米国農務省によれば、100グラムあたり9019と高い値を示します。
 
ポリフェノールの抗酸化力で自慢のブドウが1764ですから、ずいぶんと大きな差です。
 
ですから日常的に食することで、疲れにくい体質をつくるには効果的です。
 
一番いいのは、無農薬の冷凍ブルーベリーを購入することでしょう。
こちらは大手通販サイトでも500円くらいで手に入ります。
 
また、ドライフルーツでもブルーベリーを食べられますが、その場合は砂糖が添加されていないかチェックしてから買いましょう。
 
※抗ストレスホルモン(コルチゾール)は、「副腎」という器官から血管を通し、体中に運ばれていきます。
抗ストレスホルモンの貯蔵場所、ここでは“ホルモンタンク“と呼んでいる場所も、その副腎を指しています。
「最高の疲労回復法 より」
 
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ビタミンB群が不足するとエネルギーを生み出すことができず、疲れがなかなか回復しなくなったり、細胞の修復機能がダウンして、肌荒れや口内炎が治りにくくなったりするのです。
 
なかでも注目が、ビタミンB12です。
古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。
 
ビタミンB12は水溶性ですが、脂肪成分と馴染みやすい構造を持っています。
脳はタンパク質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのためビタミンB12は血液脳関門を通過できるという特徴を持った貴重な栄養素なのです。
ビタミンB12は、体にとって重要なタンパク合成と核酸(DNA)合成を司る栄養素です。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
 
また、ビタミンB12は胃液からつくられる糖タンパクと結合して吸収されます。
この糖タンパクが内因子と呼ばれるものですが、胃の病気、胃粘膜に障害がある人は内因子がつくられず、ビタミンB12が吸収されなくなります。
しかし、ビタミンB12は大量に摂ることで浸透圧の原理による押し込み効果によって胃の内因子と関係なく吸収されることが分かっています。
吸収率を高めるビタミンB12摂取量の目安は1000μg(マイクログラム)以上と考えられています。
主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。
加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。
 
ビタミンB12について?
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