日常生活のなかで筋肉を使い続ける

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日常生活のなかで筋肉を使い続ける
 
筋肉は刺激を与えなければ、つまり、使わなければ衰えます。
ですから軽い刺激でも与え続けることが大切です。
日常生活のなかでも、できるだけ使うように心がけましょう。
 
例えばテレビを観るのでも、ソファや椅子に腰掛け観るのと、立って観るのとでは、筋肉にかかる負荷が違います。
いうまでもありませんが、後者のほうが筋肉を使うことになるわけです。
 
いつも座って観ていたテレビを1日1時間は立って観るというふうにするだけでも、筋肉の使い方に差が生じます。
1時間ずっと立っているのがきつければ、30分の立ち観を2回、15分を4回ということでもいいのです。
 
どうしてもテレビは座って観たいという方におすすめなのが、バランスボールに座るというものです。
バランスボールに座ると自然に骨盤が立って、背骨がまっすぐになります。
座っているだけで、体幹も鍛えることができます。
エネルギー消費も意外に大きい“バランスボールに座るだけ筋トレ”は意外におすすめです。
 
1日1時間でも、1年間では“使う”“使わない”の差が365時間ですから、これは無視できないことではありませんか。
 
あるいは、調理などでもできるだけ手仕事を多くする。
例えば、大根おろしでも、フードプロセッサーを使ってつくる人がいます。
さらにいえば、今はチューブ入りのものなどが販売されていて、手軽だからとそれを利用する人もいるようです。
それを手でおろすようにすれば、そこで筋肉が使われます。
もちろん、酵素や栄養素の活用という点でもおろしたてが一番です。
 
野菜もカット野菜を使わず、包丁で刻む。
食後の食器洗いも食洗機を使わず、手洗いにする……。
生活を一度見渡してみると、筋肉を使う機会はいくらでも見出せるのではないでしょうか。
 
家に階段があれば、意識してその上り下りをする。
せっかく筋肉を使う条件が整っているのに、それを使わない手はありません。
 
高齢者の居住空間としてはバリアフリーが持てはやされているようですし、その有効性を認めないわけではありませんが、家から一歩外に出れば、まだまだバリアフリーは徹底されていません。
「つまずきやすくなったからバリアフリーにしよう」と考えるのと、「つまずきやすくなったから肉を食べて体を鍛えよう」と考えるのとでは、あなたの残りの人生はどう変わっていくと思いますか。
 
その環境に適応していくという意味でも、日常生活で努めて筋肉を使い続けることが必要です。
もちろん、体を動かすことで骨に刺激が与えられれば、それも骨を強くすることにつながります。
そして、一番重要なのは自分の体のために栄養を摂ることです。
 
なるべく便利なものに頼らず、自分の体を使い続けることの積み重ねが、100才まで自分の足で歩ける体をつくっていくのです。
「骨と筋肉が若返る食べ方 より」
 
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イタリアで、子供に完全菜食を強いる親に対し、禁固刑の罰則を与えるという変わった法案が議会に提出されました。
肉や魚を食べない人を菜食主義者の「ベジタリアン」と呼ぶのに対し、肉や魚だけでなく、卵、バター、はちみつなど、動物搾取による製品も食さない人を完全菜食主義者の「ビーガン」と呼んでいます。
つまり、イタリアでは、子供に肉、魚、卵などを与えないビーガンの親は、法律で罰せられるべきという議論が持ち上がっているのです。
なぜ、このような法が提案されるに至ったのでしょうか。
イタリアでは、ビーガンが人間にとって、著しく健康に良いという考えが普及した結果、動物性の食物をすべて取り除いた食事を子供たちに強要する傾向が見られるのです。
このブームが影響し、ここ最近では、乳幼児や2歳の子供たちが栄養失調で病院に運ばれ、時には、危篤状態に陥る事態などが発生。
幼少時に必要なプロテイン、ビタミンD、B12、カルシウム、オメガ3、鉄分などがビーガンには足りないという問題が危惧されているのです。
 
確かにお肉を食べなければ、ベジタリアンですが、ただそれだけでは、健康的なベジタリアンとは呼べません。
お肉には、私達の体が必要とする必須アミノ酸がバランスよく豊富に含まれています。
それに匹敵するほど効率よく必須アミノ酸を私達の体に提供できる野菜はありませんから、お肉を食べずに体を健康的に保つには、それなりの方法を知らなくてはなりません。
 
また、ビタミンB12を含む穀類、イモ類、野菜、果物、種実はありませんから、ビタミンB12の欠乏症に陥るベジタリアン/ビーガンが多いのが現状です。
動物性食品以外では、発酵食品、海苔に含まれているのみです。
これだけは必ずしっかり毎日の食事に加えるようにしましょう。
加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。
 
ビタミンB12は、胃の粘膜から分泌される内因子という糖タンパクと結合し、腸で吸収されます。
そのため胃の病気や高齢で吸収が悪くなっている人などの場合は吸収されにくくなるので、欠乏症状が現われやすくなります。
ビタミンB12は細胞の生成にとって重要な、核酸たんぱく質の合成に関わっているため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながることにもなります。
果があり、実際、腰痛などの治療にも採用されています。
腰痛や肩こり、手足のしびれに悩まされている人にもおすすめです。
 
ビタミンB12について?
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