切り方により使う脳番地が違う?

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切り方により使う脳番地が違う?
 
料理をするときに脳を鍛えるコツは、まだまだあります。
野菜を切るという行為もその一つです。
 
たとえばダイコンを切るときは、作る料理に合わせて切り方を変えるものです。
味噌汁に入れるならイチョウ切りにするでしょうし、おでんに入れるなら輪切りにするでしょう。
 
多くの人は、普段、何気なく野菜を切っているかもしれません。
しかし切るという行為は、切り方によって使う脳番地が違うのです。
たとえば硬いものを切るときには思考系脳番地を使うし、千切りなど細かい切り方をするときは運動系脳番地を使います。
 
だから料理をするときには、意識して、野菜はいろいろな切り方をしてください。
煮物にダイコンを入れるときには半月切りにしている人は、あえてぶつ切りにしてみてください。
それだけで脳は刺激を受けることになります。
 
料理で変えるべきなのは、切り方だけではありません。
料理を盛るお皿を変えるのも、これまたお薦めです。
 
普通は「焼き魚にはこのお皿」「煮物にはこの器」などと、料理に合わせて使っている食器。
しかし、いつも同じ食器を使っていては、脳は刺激を受けません。
そこで、あえて別の器に盛る工夫をするのです。
 
また、普段は食器棚の奥にしまい込んでいるお客用のお皿を使うと、それだけで視覚系脳番地が活性化します。
この程度の工夫で脳は元気になるのですから、ぜひ試してみてください。
 
どうですか?
食べることと料理は脳の活性化にダイレクトに結び付いていることがわかりましたね。
50歳を超えても脳が若返る生き方 より」
 
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脳の中では、運動会のリレーのように、神経がバトンをつないで、指令を伝達していきます。
しかし、たとえばC地点の神経細胞が倒れてしまい、指令がそこで止まってしまう、という事態が起こります。
このとき、すぐにC地点の神経細胞を救出できれば復活したのですが、時間が経ち、死んでしまって、その指令も届かなくなる。
これが運動麻痺や言語障害の起こる理由です。
 
ところが、脳のすごいところは、C地点から今度はほかのルートでバトンを渡そうとするのです。
新たなルートで、新たなリレーのチームを作り、「言葉を話す」という指令を伝えようとします。
この新チームは、以前のチームのようにバトンの受け渡しがうまくなく、スムーズに指令が届きません。
しかし、何度も繰り返し練習するうちに、だんだんうまく指令が伝わるようになっていきます。
 
このようにして、死んでしまった神経細胞は復元しないけれど、ほかのルートで代用できれば、言葉がある程度話せるようになり、失語症もよくなっていくというわけです。
 
ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。
このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。
 
高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12なのです。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
 
ビタミンB12について?
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