「野菜:肉」は「2:1」のバランスで食べなさい

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「野菜:肉」は「2:1」のバランスで食べなさい

 

戦後、日本人の体格は右肩上がりに成長してきました。

年配の方であれば、最近の若者の立派な体格に世代差を感じている人もいるのではないでしょうか。

 

30代の成人男性の平均身長は、1950年には160.3センチメートルでしたが、2007年には171.5センチメートルと10センチメートル以上も伸びています。

また、女性でも1950年は148.9センチメートルだったのが、2007年には158.3センチメートルとなり、同様に10センチメートルほどの記録更新です(厚生労働省 国民健康・栄養調査より)。

 

やはり戦後の「食」の改善により、動物性たんぱく質の摂取量が増えたことが日本人の平均身長を上昇へと招いたのでしょう

 

このような時代背景から「昔の日本人は小柄だった」と思われがちですが、じつは一概にそうとはいえないこともわかっています。

たしかに江戸時代や明治時代の日本人は欧米人、あるいは現代日本人とくらべると小柄でした。

 

ところが、時代をさかのぼってみると意外なことがわかります。

一説によると弥生時代の日本人の平均身長は、江戸時代末期の平均身長よりも10センチメートル近く大きかったようです。

(平本嘉助『骨からみた日本人の身長の移り変わり』1981年より)。

 

古代の日本人はシカやイノシシなどの肉を食べていたため、意外に体格がよかったのでしょう。

江戸時代に近づくにつれ、米食への依存度が高まり、肉食の忌避もあって動物性たんぱく質の摂取量が減少し、低身長化を招いたのかもしれません。

 

このことからも動物性たんぱく質は、身体をつくるうえでは重要な栄養素であることがわかります

もちろん、細胞自体もたんぱく質からできていますから、その形成には欠かせません

 

とはいえ、2000年もの長きにわたり、穀物依存の食生活が続いたことにより、私たち日本人の身体は肉食に慣れていないのが現実です。

もともと狩猟民族で肉食中心だった欧米人と異なり、農耕民族の日本人は基本的に腸内に肉を分解する酵素を持っていません。

また、肉を代謝する過程で出る毒素は発がん物質をつくり、腸内を悪玉菌優位の状態に変えてしまうのですが、その点でも、日本人の長い腸は肉食には不向きだといわれています。

 

私たち日本人にとっても動物性たんぱく質は必要なのですが、やはり食べ過ぎには気をつけなくてはなりません。

 

さらに食べ方にもコツがあります。

 

肉を食べるときには、必ず野菜を一緒に摂るように心がけることが非常に重要です

ポイントは、その際、野菜と肉の割合を2対1にすることです

そうすると肉と野菜を効率よく摂取することができます。

 

また、肉を食べたあとにヨーグルトを食べるのも、腸内環境のバランスを整え、腸内環境をよくするという意味では大変効果的です

 

ちょっとしたことではありますが、肉の食べ方ひとつでも、特に「肉食」に慣れていない日本人にとっては、身体への影響は大きく変わってくるのです。

 

大事なのは「腸管免疫のストレスを軽減するような食生活」を習慣にしていくことです。

肉食にかたよったり、食べすぎたりするのは、腸に70パーセントも分布しているボス細胞にとっては大きなストレスになります。

 

よく「腹八分目」などといいますが、これはじつに理にかなっていることといえます。

腹八分目にしておけばカロリーオーバーになりにくいし、満腹にならないようにして飢餓状態に近づけておくことで、長寿遺伝子とも言われる「サーチュイン遺伝子」が活性化します。

何よりも、満腹になるまでお腹いっぱいに食べるということは胃や腸、さらには腸管免疫にも大きなストレスになってしまうので、避けたほうがいいのです

ストレスを与えてしまうと免疫システムが低下してしまいますから、弱った身体を元に戻すことができなくなってしまいます。

 

やはり野菜と肉をバランスよく食べ、ボス細胞にとって居心地のいい腸内環境をつくるようにしたいものです。

「免疫力をあなどるな! より」

 

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今から60余年前、アメリカの月刊誌『リーダーズダイジェスト』は、“赤いビタミン(ビタミンB12)が悪性貧血の患者を救う特効薬だ”と報じてセンセーショナルな話題を提供しました。

以来、“ビタミンB12”は、世界的に研究者の注目を集め、それに関連した研究にはいくつものノーベル賞が与えられてきました。

そして今では、ビタミンB12は、悪性貧血のみならず神経や免疫系にも効果があることが明らかになり、高齢者のうつや認知症の予防等に利用されています。

 

食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。

胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。

このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血をおこすことがあります。

現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。

これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。

また、主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。

胃の病気、ストレスなどでも不足します。

血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。

とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。

 

近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。

長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。

ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

 

ビタミンB12について?

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野菜は香りが強いものを「皮ごと食べる」がベスト

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野菜は香りが強いものを「皮ごと食べる」がベスト

 

ボス細胞の活性化には「ファイトケミカル」と呼ばれる植物中に存在する天然の化学物質が大変効果的です。

トマトのリコピンやニンジンのβカロテン、トウガラシのカプサイシンなどが代表的ですが、耳にしたこともあるのではないでしょうか。

 

最近の栄養学界では、このファイトケミカルが“第七の栄養素として注目されています

その理由は、これらの栄養素には活性酸素を「抑える」抗酸化作用があり、また免疫の機能を「高める」働きがあるからです

つまり、免疫システムの低下を防ぎながら、ボス細胞の活性化にも作用するのです。

 

ファイトケミカルにはさまざまな種類があり、大別すると「ポリフェノール」や「イオウ化合物」「カロテノイド」「糖関連物質」などの四タイプがあります。

 

その効果は多種多様で、ここですべてを紹介するのは難しいのですが、代表的なものをいくつかあげてみましょう。

 

ポリフェノール系】

アントシアニン……ブルーベリーやブドウなどに含まれ、抗酸化作用や目の機能を向上させます。

イソフラボン……大豆製品に多く含まれ、女性ホルモンと似た作用があります。

セサミン……ゴマに多く含まれ、血液中の中性脂肪を減らします。

 

【イオウ化合物系】

・スルフォラファン……ブロッコリーの新芽などに多く含まれる抗酸化物質です。

・メチルシステインスルホキシド……キャベツに多く含まれる成分で、胃の粘膜を守り、炎症や潰瘍を和らげます。

 

【カロテノイド系】

リコピン……完熟トマトに多く含まれ、強い抗酸化作用があり、がん予防の効果があります。

・βカロテン……ニンジンやカボチャ、ホウレンソウに多く含まれ、がん細胞の原因となる活性酸素を抑える働きがあり、がんを予防します。

 

【糖関連物質系

・フコイダン……ワカメや昆布などの海藻類に多く含まれています。

・βグルカン……キノコ類に豊富で、たんぱく質と結びつくことで免疫力を高め、がん予防の効果があります。

 

これらはファイトケミカルのほんの一例です。

 

この他にもウイルスや細菌をブロックし粘膜を強化するものや解毒作用のあるもの、アレルギー作用を緩和してくれるものなど、さまざまな効果を持つものがあります。

 

私は小松菜やニンジン、パセリやセロリ、リンゴやバナナなど、さまざまな野菜や果物をミックスしたファイトケミカルジュースを毎朝必ず飲んでいます。

このジュースと同じ量の野菜をサラダで摂ろうとすると大変です。

でも、皮ごとジュースにしてしまうとギュッと成分が凝縮されているので、多彩なファイトケミカルを手軽に摂るという意味でじつに効率的なのです。

 

ファイトケミカルの特徴としては、多くの場合、野菜の色素や香り、苦み、辛み、渋みなどの成分に多く含まれているということが挙げられます

たとえば、玉ねぎの辛み成分のケルセチン、ゴボウに含まれるクロロゲン酸、ブルーベリーの色の素であるアントシアニンなどです。

 

また、野菜の皮や種、根っこなど、普段捨てられてしまいがちな部分にこそ多く含まれていることもわかってきました

だから、ニンジンやカボチャ、リンゴなどの皮もむかず、できるだけ丸ごと食べるのが最も効果的な食べ方だといえるでしょう。

 

ファイトケミカルは安定した物質が多いので熱にも強く、加熱調理してもそのまま食べても大丈夫です。

できるだけ多様な食材を取り入れるのが理想なので、さまざまな野菜を好みの調理法で楽しんでほしいと思います。

 

ファイトケミカルを豊富に含む野菜スープ「ファイトケミカル野菜スープ」、寒い冬の季節でしたら鍋物や温かいスープは食卓に上りやすく、食事としては理想的です。

また、毎朝の味噌汁も、野菜をたっぷり入れて作ると良いでしょう。

「免疫力をあなどるな! より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

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朝食は免疫バランスを整える「最強ツール」である

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朝食は免疫バランスを整える「最強ツール」である

 

朝食のことを「朝餉(あさげ)」ともいいます。

この言葉は、もともとは平安時代天皇が食べていらした略式の朝食のことを意味しました。

 

昔の日本人は天皇から一般庶民まで、朝夕二食の食事が一般的だったようです。

鎌倉時代以降、次第に昼食も加わるようになり、一日三食という今のスタイルが徐々に定着。

さらに、江戸時代になって一般庶民の間でも米食が広く普及するようになると、朝食のスタイルには地方色が強く出るようになりました。

 

たとえば、江戸では朝食で炊き立てのご飯をいただき、夕食には冷えたご飯を湯漬けや茶漬けにして食すのが一般的だったといいます。

一方、京都や大阪などでは米を炊くのは夕食時で、翌朝はその残りを粥にして食べていたようです。

今のようにスイッチひとつで電気釜やガス釜でお米が炊ける時代とはちがって、昔の人は朝食を準備するのも大変だったことでしょう。

 

しかし、現代のように調理器具の発達で朝食づくりが簡単になったにもかかわらず、朝食抜きで済ませてしまう人が多いのは非常に嘆かわしいことです。

 

「朝は忙しいし、起きてすぐは食欲がないから朝食はいらない」

 

そういう方は、自律神経のバランスが崩れている可能性があります

 

人間の身体は日中に交感神経が優位になっていて、夜になると副交感神経が優位になるようにスイッチが切り替わります。

の切り替えがうまくできずに、夜の間にきちんと副交感神経優位になっていないと、朝起きても食欲がわかないのです

 

ここでちょっと、次の場面を想像してみてください。

 

たとえば、目の前にライオンがいて今にも襲いかかってきそうです。

すぐにでも逃げなければならず、極限状態の緊張を強いられています。

そんなときに、あなたは「おなかが空く」でしょうか。

食欲に気を取られていると、素早いライオンに一瞬にしてやられてしまいます。

 

夜の間にしっかりと副交感神経優位のリラックスした状態になっていないということは、睡眠中も緊張が解けないことを意味します。

夜もずっと緊張して闘っているような状態です。

すると朝起きたときにもしっかりと副交感神経優位の状態に切り替わっておらず、朝の食欲は生まれません。

 

だから、朝、食欲がないということは、夜しっかり休めていないということでもあるのです。

 

朝の食欲低下は決して見過ごしてはいけません。

朝食には一日の状態を左右する重要な働きがあるからです。

 

朝食を摂ることで身体はしっかり目覚めて、夜の間に下がっていた体温が徐々に上昇し、交感神経へとうまくスイッチを切り替えることができます

ところが、朝食を抜いてしまうと、身体はしっかりと目覚めることができないので交感神経との切り替えがうまくできません。

ただでさえ副交感神経優位の「リラックス状態」になりきれていないうえに、交感神経にしっかりと切り替えることもできない――朝食抜きの人に限って、午前中ずっとボーっとしているのはそのためです。

 

朝食には自律神経のスイッチを切り替えるだけではなく、排便のリズムを整えるという働きもあります

朝食を摂ると、その刺激を受けて腸が目覚め活発に動きはじめます。

このように排便を促すことで便秘の予防にもなり、理想的な腸内環境を維持できるようになるのです。

 

私は朝食と排便を「朝の二大リラックスイベント」と呼んでいます

この二つのイベントを習慣づけることで、自律神経や腸内環境のバランスをしっかりと保つことができるというわけです。

 

ボス細胞の活性化には自律神経のバランスがとれていること、そして善玉菌優位の腸内環境であることが欠かせません。

まさに朝食は一日の免疫バランスを整え、ボス細胞にとって理想的な体内環境にしてくれる最大のチャンスなのです

朝食を摂らない人はみすみすそのチャンスを捨てているようなもので、とてももったいない話です。

 

起きたときにきちんと食欲がわくような状態にするためには、夜のうちに熱すぎない風呂に入り、高ぶった神経を鎮めて、頭をクールダウンさせておくことが重要です。

言ってみれば、これも身体のバランスを整える工夫であり、「一日の中で“逆のこと“をする方法」のひとつです。

 

そうやって副交感神経にスイッチを切り替えてから睡眠をとれば、翌朝はおなかがすいて目が覚めるはずです。

「免疫力をあなどるな! より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

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生活習慣に悩んだら「細胞の声」を聞けばいい

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生活習慣に悩んだら「細胞の声」を聞けばいい

 

風邪を引いたり病気になったりする前に、口内炎、便秘や肌荒れといった形で身体はネガティブサインを出してくれます。

違う形だったとしても、あなたの健康がおびやかされそうになったとき、身体は必ずなんらかの警告を発しているはずです。

 

便秘が続いていねのなら、それは細胞たちがあなたに食生活のかたよりや規則正しい排便習慣が失われていることを教えてくれているサインです。

 

「このままでは大腸がんになってしまう」

「悪玉菌優位の腸内環境のせいで免疫力が下がってしまう」

 

こんなふうに、細胞たちは一生懸命あなたに伝えようとしているのです。

 

不眠や食欲不振、肩こりなどのネガティブサインが出たのなら、まちがった生活習慣が、あなたの身体を苦しめていることを細胞たちが知らせてくれているということです。

その声に気づくことができれば、あとは「逆のこと」をやってバランスを保ち、ストレスを取り除いてあげればいいだけです。

そうすれば、免疫機能は回復できるはずです。

 

でも、細胞の声に耳をふさいでネガティブサインをそのまま放置していたら、必ずあなたの免疫機能は低下してしまいます

免疫力が低下すると風邪を引きやすくなるだけではありません。

普段ではありえない病気にかかることもあるわけですから、とにかく注意が必要です。

 

私たちの身体には、腸内だけでなく皮膚や口腔内など、さまざまなところにたくさんの潜在菌が存在しています。

そのなかには私たちの健康に欠かせない善玉菌もいれば、私たちの身体に害をなす悪玉菌もいます。

また、普段は善でも悪でもなく、どちらにも属さない菌もいます。

じつは常在菌のほとんど、こういったどちらのグループに当てはまらない菌なのです

 

腸内細菌を例にあげると、その割合は善玉菌30パーセント、悪玉菌10パーセント、そのほかの菌が60パーセントくらいです。

私たちが健康なときには、だいたいこのような割合でバランスが保たれています。

 

しかし、免疫機能が低下したり、腸内環境が悪化して悪玉菌優位になったりすると、今までおとなしくして中立を守ってきた60パーセントの菌たちが豹変します

急に悪玉菌に同調しはじめ、有害な物質を出すなどの悪い働きをするようになるのです。

そのため、これらの菌は物事のなりゆきをみて、有利なほうにつく性質があることから「日和見菌」と呼ばれています。

日和見菌が原因で引き起こされる代表的な感染症としては、かつて院内感染が問題になったMRSA感染症や免疫力が低下した高齢者がかかる肺炎などがあげられます。

 

ネガティブサインのひとつとして紹介した口唇ヘルペス日和見感染のひとつです。

 

私たちが普段こうした日和見感染症を発症しないでいられるのは、日々、免疫細胞たちが私たちの身体を守り、維持してくれているからです。

その免疫細胞が元気を失って機能が低下し、健康が脅かされてくると、細胞たちが注意を呼びかけてくれます。

つまり、私たちの健康はボス細胞をはじめ、身体中にある60兆個の細胞に支えられて成り立っているということです。

 

そんな細胞たちに感謝しつつ、健康をはかる基準にもなる「細胞の声」にもっと耳をかたむけてほしいと思います

あなたが自身の生活習慣に疑問を感じたときにも、細胞たちがきっとその答えを教えてくれるはずです。

「免疫力をあなどるな! より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

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燃焼が「はじまった」タイミングで運動はやめなさい

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燃焼が「はじまった」タイミングで運動はやめなさい

 

再三にわたって「無理せず、軽い運動を……」ということを強調してきました。

ただし、負荷をかけすぎないことも大切ですが、そもそも運動のやり方をまちがえていてはうまくいきません。

 

免疫力を向上させるための運動、ダイエット目的の運動、さらにはアスリートが身体を鍛えるための運動はまったく異なります。

体脂肪を燃やすための有酸素運動であればダイエットに有効ですし、負荷をかけた筋トレであればアスリートが運動能力を維持するためには欠かせません。

 

けれども、健康体をつくることを考えるのであれば、有酸素運動や筋トレも、必ずしもよいとはいえません

 

運動をすれば必ず体内に疲労因子が出てきます。

これが過度な運動で負荷が強ければ強いほど、出てくる疲労因子の量が増えてしまいます。

 

一方、負荷の少ない運動であれば、その発生量は少なくて済みます。

しかも疲労回復因子が鍛えられることで、どんどん分泌されるようになります。

こうして疲労回復因子優位」にすることで、傷ついたボス細胞の修復がそのぶん早く進むのです

 

軽い運動は疲労回復因子を活性化するという面でも、体力をつけるという面でも、どちらにも大変有効なのです。

 

「軽い運動というのが、どれくらいの運動を指しているのかよくわからない」

 

そんな疑問を抱く方もいるかもしれません。

「ジワッと汗が出る程度」で運動をやめるのがポイントだと考えています。

 

代謝の面からも、ある程度体力をつけるという観点からも、運動で燃焼するということは大事だと思います。

「ジワッと汗が出る」というのは、まさに身体のなかで燃焼がはじまったタイミングです。

気温にもよりますが、私の場合はだいたい30分くらいの運動です。

ちょうどその燃焼のスイッチが入ったなと感じたタイミングで運動を終えるようにしています。

 

脂肪を燃やすダイエット目的の有酸素運動の場合なら、燃焼がはじまったタイミングというのは、ようやくスタート地点に立ったということであり、30分を超えてどれだけ運動を続けられるかが大事になってきます。

 

しかし疲労回復や体力強化が目的なら、そこでやめても十分効果があります。

むしろ、燃焼がはじまるタイミングというのは、疲労因子と疲労回復因子のバランスがベストの状態になっているのです

また、一度燃焼がはじまれば、運動をやめてもそこからしばらくは脂肪の燃焼が続きます。

ですからダイエットの側面からも、まったく運動しないよりはずっとプラスになるといえます。

 

このように時間的にも体力的にも負担にならない程度の運動なら、三日坊主になりがちな人でも続けられる可能性はぐっと上がりますし、最大の効果も得られます。

 

「燃焼がはじまったタイミング」でこそやめていいと思えれば、「運動」というハードルもかなり超えやすくなるのではないでしょうか。

「免疫力をあなどるな! より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

ビタミンB12について?

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ジョギングをするなら夜より朝がいい

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ジョギングをするなら夜より朝がいい

 

一日中働くと身体はそれほど疲れていませんが、頭は興奮状態で、精神的なストレスはかなり多くなっています。

「運動しなさすぎて神経が高ぶった、かたよった状態」になっています。

 

そのために私の場合、たまったストレスを発散してデスクワークと逆のことをするという意味で、運動が必要になってくるのです。

 

もちろん、ストレス発散のためにする運動ですから、心地よくなくてはいけません。

とにかく気持ちよく汗をかくように心がけています。

 

そこで「夜」ではなく、「朝」起きたあと、太陽の光を全身に受けながら走ることにしています

 

これはなんとも気持ちがいいのです。

朝日を浴びるという行為には、自律神経の崩れたバランスをリセットしてバイオリズムを整える効果があります

ストレス軽減になるだけではなく、副交感神経と交感神経のスイッチもスムーズに切り替わるようにしてくれるので、免疫力向上にもつながるのです。

 

ただし、朝起きてからすぐの運動に関しては賛否両論あるのは事実です。

朝のジョギングは身体によくない、心筋梗塞などを起こすリスクもあると主張する先生もいます。

たしかに起きてすぐだと脱水により血流も悪いし、自律神経のバランスが不安定で身体が運動する状態になっていないのも事実です。

 

そこで朝走る際、いくつか心がけていることがあります。

 

まずは、絶対に無理をしないことです

あくまで「軽い運動」にとどめますし、血圧などもチェックします。

体調がよくないときや、なんだか疲れているなと感じたときには、走るのではなくウォーキングにしてしまうこともあります。

 

ウォーキングのときのポイントは、できるだけ足を前に出すように心がけること

歩くときに膝を伸ばして、つま先を膝よりも大きく前に出すように意識すると、自然に歩幅が大きくなります。

こうすると、小股でちょこちょこ歩くよりも大きな筋肉を使うので、歩いているだけでもきちんと運動になりますし、気持ちよくなります。

 

そしてもうひとつは、脱水によって血液がドロドロになっているので、気をつけてこまめに水分補給をすることです

 

私はお酒を飲んだ翌日でも軽く運動します。

 

前夜のアルコールが体内に残ることもあるので、それを抜きたいという感覚があるからです。

よくウコンを飲むとか、二日酔い用の栄養ドリンクを流しこむという人がいますが、私は軽い運動で汗を流すことが、最もシンプルで、最も早く体調が戻る「回復法」でと思います。

 

もちろん飲んだ翌日の運動は、それこそ脱水にもなりやすいですし、心臓や血管の負担にもなるので十分気をつけなければなりません。

でも、そのうえで気持ちのいい汗をかきたいと身体が感じますし、実際に身体の調子もそれでよくなります。

 

ちなみに普段の運動における水分補給は水で十分なのですが、飲んだ翌日には「アイソトニック飲料」などを多めに摂るように心がけます

最近では一般的なスポーツドリンクよりも糖分や塩分が控えめで、身体に吸収されやすい経口補水液というものがいろいろ出ているので、脱水予防に飲むのはおすすめです。

 

水分を摂ってから、汗として出す――。

 

その際のインとアウトのバランスは、多少インが多いぐらいに調整しておいたほうがいいと思います。

 

朝のジョギングは、私にとって一日のリズムを調整するのに欠かせないものです。

朝の太陽と気持ちのいい空気を身体に取りこみながら汗をかくのは、一日のスタートにふさわしい私なりのリセットの仕方なのです。

「免疫力をあなどるな! より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html

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運動はやればやるほど効果がない

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運動はやればやるほど効果がない

 

非常に飽きっぽく、何をやっても長続きしない人のことを「三日坊主」といいます。

 

江戸時代の離婚制度は夫側からの絶縁状、いわゆる三行半しか認められておらず、妻側が離婚を望む場合には、駆け込み寺に入るしかありませんでした。

また、男性も何か事情を抱えたり、食い詰めたりしたときに逃げ込むのに、寺は格好の場所だったのです。

 

しかし、そのような人々は仏門に入りたくて寺を目指したわけではないので厳しい修行についていけず、逃げ出す人が多かったそうです。

そういう人を「三日も寺にいられない坊主=三日坊主」と呼ぶようになったのが、この言葉の由来だといいます。

 

ダイエットや禁煙など、続けたいのに続けられなくて悩んでいる人はたくさんいると思います。

特に健康のために運動をしようと思っても、どうしても三日坊主になってしまうという話もよく耳にします。

 

でも、免疫力を高めるという視点で考えれば、「運動」は三日坊主でも全くかまわないと思います

むしろ、三日坊主はよいとさえ思っています

ジョギングや水泳、ウォーキング、あるいは筋トレなど、健康のためにはじめたとしても、三日ほどで続けるのがつらくなってきたということは、その運動がその人に向かないということにほかなりません。

 

自分がつらいと感じているのに無理を押して頑張って続けるというのは、その人にとって大きなストレスになってしまうので、意味がありません。

ストレスはボス細胞を傷つける活性酸素の原因になるので、つらいと感じるくらいなら三日で止めてしまったほうがボス細胞のためにはいいのです

 

たしかに、適度な運動は自然免疫を活性化する効果があります。

しかし、それがストレスになるのであればまったくの逆効果なのです。

 

こんな実験があります。

 

かごに入ったネズミがクルクルと回し車のなかで走っています。

 

ネズミが自分で好きなように走っている場合には、1日でだいたい8キロメートルほど走ります。

ところが、ネズミに自主的に走らせるのではなく、こちらが回し車を動かして、そのなかで強制的に走らせると、ネズミは1日2キロしか走れません。

しかも、そのネズミはストレスから高血圧になってしまうそうです。

 

つまり「強制的に走らされる=無理して走る」という状態は、大きなストレスを受けるということを示した実験です。

肉体的な疲れは同じでも、ストレスを感じながらだと運動を続けるのが苦しくなってしまう。

一方で、楽しみながら走るとネズミにとっても、人間にとっても、ストレス発散にもなるというのがおもしろいところです。

 

じつは楽しみながら運動をすると、「βエンドルフィン」というホルモンが出てきます。

このホルモンにはボス細胞をはじめとした免疫細胞を活性化する、強い働きがあることが分かっています

 

つまり、無理な運動は免疫機能を低下させ、楽しみながらする運動は免疫機能を高めてくれるのです

 

プロのスポーツ選手や長年運動を続けてきたアスリートであれば、自分に負荷をかける部分さえも楽しむことができるようになっていますが、私たち一般の人間はプロのスポーツ選手ではありません。

ですから、運動するときには「楽しむ」ということに重点をおいたほうがメリットは多いといえます。

苦しんでやる運動はなかなか長続きせず、免疫力を下げてしまいます。

 

だから、ストレスを取り除くことができないような運動であれば、三日坊主になってしまったほうがよほどいいのです。

「免疫力をあなどるな! より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

ビタミンB12について?

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