燃焼が「はじまった」タイミングで運動はやめなさい

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燃焼が「はじまった」タイミングで運動はやめなさい

 

再三にわたって「無理せず、軽い運動を……」ということを強調してきました。

ただし、負荷をかけすぎないことも大切ですが、そもそも運動のやり方をまちがえていてはうまくいきません。

 

免疫力を向上させるための運動、ダイエット目的の運動、さらにはアスリートが身体を鍛えるための運動はまったく異なります。

体脂肪を燃やすための有酸素運動であればダイエットに有効ですし、負荷をかけた筋トレであればアスリートが運動能力を維持するためには欠かせません。

 

けれども、健康体をつくることを考えるのであれば、有酸素運動や筋トレも、必ずしもよいとはいえません

 

運動をすれば必ず体内に疲労因子が出てきます。

これが過度な運動で負荷が強ければ強いほど、出てくる疲労因子の量が増えてしまいます。

 

一方、負荷の少ない運動であれば、その発生量は少なくて済みます。

しかも疲労回復因子が鍛えられることで、どんどん分泌されるようになります。

こうして疲労回復因子優位」にすることで、傷ついたボス細胞の修復がそのぶん早く進むのです

 

軽い運動は疲労回復因子を活性化するという面でも、体力をつけるという面でも、どちらにも大変有効なのです。

 

「軽い運動というのが、どれくらいの運動を指しているのかよくわからない」

 

そんな疑問を抱く方もいるかもしれません。

「ジワッと汗が出る程度」で運動をやめるのがポイントだと考えています。

 

代謝の面からも、ある程度体力をつけるという観点からも、運動で燃焼するということは大事だと思います。

「ジワッと汗が出る」というのは、まさに身体のなかで燃焼がはじまったタイミングです。

気温にもよりますが、私の場合はだいたい30分くらいの運動です。

ちょうどその燃焼のスイッチが入ったなと感じたタイミングで運動を終えるようにしています。

 

脂肪を燃やすダイエット目的の有酸素運動の場合なら、燃焼がはじまったタイミングというのは、ようやくスタート地点に立ったということであり、30分を超えてどれだけ運動を続けられるかが大事になってきます。

 

しかし疲労回復や体力強化が目的なら、そこでやめても十分効果があります。

むしろ、燃焼がはじまるタイミングというのは、疲労因子と疲労回復因子のバランスがベストの状態になっているのです

また、一度燃焼がはじまれば、運動をやめてもそこからしばらくは脂肪の燃焼が続きます。

ですからダイエットの側面からも、まったく運動しないよりはずっとプラスになるといえます。

 

このように時間的にも体力的にも負担にならない程度の運動なら、三日坊主になりがちな人でも続けられる可能性はぐっと上がりますし、最大の効果も得られます。

 

「燃焼がはじまったタイミング」でこそやめていいと思えれば、「運動」というハードルもかなり超えやすくなるのではないでしょうか。

「免疫力をあなどるな! より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

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