目からウロコの発酵食パワー

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目からウロコの発酵食パワー

 

みそ、しょう油、漬物、納豆……。

私たちの身近には多くの発酵食品がごく当たり前に存在しています。

ところで、そもそも「発酵」とは何なのでしょうか。

 

辞書で引いてみると、「酵母・細菌類などの微生物が、有機化合物を分解してアルコール、有機酸、炭酸ガスなどを生ずる作用。酒、しょう油、味噌などはこの作用を利用して製造する」とあります。

これでは専門的で理解しにくいと思いますが、要するに、微生物が人間のからだによい物質を生み出すはたらきのことです。

 

そのはたらきを利用してつくった発酵食品には、健康長寿をサポートする4つの重要な機能があります。

 

 

  • 栄養素が分解されて、からだに吸収されやすい
  • 分解された栄養素が、新たな効能を生み出す
  • 微生物のはたらきにより、新たな栄養素を生み出す
  • 食品の毒性が下がる

 

 

なかでもとりわれ、本来なかった新たな栄養素を生み出すという点が、発酵食品の大きなメリットです。

 

たとえば、納豆。

これは大豆に納豆菌が繁殖することでできますが、その発酵の過程で成長を促すビタミンB2が10倍に増加するほか、老化を防ぐビタミンKやペプチドといった本来の大豆にはない栄養素が生まれます

それにより、血栓を予防する、血圧の上昇を抑制するなどの新たな効能が加わるのです。

 

このように健康長寿をサポートしてくれるうれしい効能が、発酵食品それぞれに備わっています。

しかも、すでに栄養素が分解され、体内に吸収されやすくなっているのです。

これを生かさない手はありません。

 

ぜひ、日々の食事に積極的に取り入れてほしいのですが、その際に気をつけてほしいことがあります。

 

発酵に関わる細菌や酵母などの微生物は、高温の環境では死滅してしまうのです

加熱はおよそ60度が限度なので、たとえば味噌汁をつくるときは、沸騰後に火を止めてから味噌を解くなどの工夫をすることが大切です。

「腸を元気にしたいなら発酵食を食べなさい より」

 

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*

 

各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。

多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。

たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。

よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。

 

それぞれの栄養素のよい点を最大限に引き出すためには、多種類の栄養素をバランスよく摂取することが非常に重要です。

そのためには、食品を組み合わせて食べることが一番の早道。

ひとつの食品には多くの栄養素が含まれるので、組み合わせる食品の数を増やせば増やすほど、一度に多種類の栄養素をとることができます。

食事のバランスは効率のよい栄養素の摂取に直結しているのです。

 

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として新しく注目されているホモシステインが増えるといわれています。

主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。

ただし、納豆やみそ、たくあんなど、日本に古くからある発酵食品には、植物性でも例外的にビタミンB12が含まれています。

加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。

 

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男女の会話は方向が真逆

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男女の会話は方向が真逆

 

男女の会話は、方向が真逆だ。

 

何かことが起こったとき、女性はことの発端から話したがる。

「そういえば3か月前、あの人にこう言ったら、ああ言われて、こうしたら、ああなって……」というように。

 

女性脳がこれをするのにはわけがある。

女性脳をデータベースに見立てて解析してみると、女性脳は、プロセスから知を切りだすことに長けているのがわかる。

 

女が長々とプロセスを語るのは、脳がその裏で、無意識のうちにプロセスから知を切りだそうとするためだ。

誰が悪くてこうなったのか、どうすればいいのか、私にもできることはなかったのか……。

 

女性脳は、気持ちよくしゃべらせておけば、裏で真実を探し出す演算を行い、最適解を弾きだしてくる。

この演算は、最も合理的で、最も謙虚なのだ。

 

だから、女の話は、邪魔しちゃいけない。

共感しながら、気持ちよく聴く、がセオリーなのだ。

 

プロセス指向共感型モデルと、私は読んでいる。

 

 

一方、男性脳の方は、女性脳よりはるかに小さなワーク領域で会話を片付けなきゃいけないので(男性脳には、おしゃべりとは別の仕事がある)、非常に合理的な会話スタイルを持つ。

 

最初に、この会話の目的や結論を明らかにし、余分なことはなるたけ排除する。

そして、相手の話に問題点が見つかれば、それを素早く指摘して、会話を終わりにしたいのである。

ゴール指向問題解決型モデルである。

 

女性の脳は、ことが起こると、その経緯を共感(「きみの気持ち、よくわかるよ」)によって気持ちよく聴いてもらい、真実演算を施すように作られている。

 

なのに、男性は、「何の話?」「結論から言ってくれる?」「あー、それは、○○だよな」「きみも○○すればよかったのに」なんて、余計な問題解決で一刀両断にしてくる。

もちろん、すばやい問題解決で他者を救おうとするのは、男性脳の正義と誠実であるのは間違いない。

 

しかし、これをされると、女性脳の真実演算はアボートされる。

アボートとは、演算が中断して、それまでの途中演算が全て無為になることだ。

多くの場合、同じ質の演算は二度と起動できない。

 

このため、女たちはショックを受ける。

脳に渦巻くあまりのストレス信号に、逆ギレするしかないのである。

 

男の方は、びっくりである。

わかりにくい話をしんぼう強く聞いてあげたのに「あなたは私の話をちっとも聞いていない」となじられ、親切にアドバイスしたのに「そんなこと聞いてない」とキレられる。

いやいや、相談事があるって、言ったじゃないか……。

 

かくして、男は無神経、女は度し難し、となるのだが、これは、脳の操作を間違っただけ。

 

この世には、何語であろうと、二つの対話スタイルがあり、女性は主にプロセス指向共感型で、男性は主にゴール指向問題解決型で対話を進めたがる。

 

そして、異なる対話モデルでしゃべろうとすると、互いに傷つけあうことになるのだ。

 

そんな重要なことを、なぜ、義務教育の国語か家庭科で教えないのだろうか。

30年ほど前、若き日の夫の言動に、あれこれ傷ついていた私は、人工知能研究が教えてくれた知見に、あんぐりと口を開けてしまった。

 

だから、である。

この知見は、人工知能の研究室に閉じ込めておくのはもったいないと痛感した。

生身の男女が知るべきだと。

そうして、論文を書く時間があったら、本を書いて世間に知ってもらおうと決心したのだ。

「成熟脳 脳の本番は56歳から始まる より」

 

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*

 

脳の中では、運動会のリレーのように、神経がバトンをつないで、指令を伝達していきます。

しかし、たとえばC地点の神経細胞が倒れてしまい、指令がそこで止まってしまう、という事態が起こります。

このとき、すぐにC地点の神経細胞を救出できれば復活したのですが、時間が経ち、死んでしまって、その指令も届かなくなる。

これが運動麻痺や言語障害の起こる理由です。

 

ところが、脳のすごいところは、C地点から今度はほかのルートでバトンを渡そうとするのです。

新たなルートで、新たなリレーのチームを作り、「言葉を話す」という指令を伝えようとします。

この新チームは、以前のチームのようにバトンの受け渡しがうまくなく、スムーズに指令が届きません。

しかし、何度も繰り返し練習するうちに、だんだんうまく指令が伝わるようになっていきます。

このようにして、死んでしまった神経細胞は復元しないけれど、ほかのルートで代用できれば、言葉がある程度話せるようになり、失語症もよくなっていくというわけです。

 

ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。

このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。

高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。

その中でも重要なものがビタミンB12なのです。

脳科学の発達によって、さまざまなことがわかり、新たな試みがされています。

 

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過去の蒸し返しを止めさせる方法

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過去の蒸し返しを止めさせる方法

 

「女性脳が、過去を蒸し返してしまう構造なのはよくわかった。では、その蒸し返しを止めさせる方法はないものだろうか?」

 

私はよく、男性にこの質問を受ける。

わたしは、「キレられたときではなく、比較的幸せなときに、深い後悔としてあやまってみてほしい」と答えている。

 

女性脳の感情トリガー記憶連鎖を止めるのはたいへん難しく、必ずしも成功するわけではないのだが、これが唯一の手段だからだ。

 

私の父は、母が私を出産したときの思いやりの無さを、30年以上も言われ続けていた。

 

母は、若いうちに母親を亡くし、里帰り出産はかなわなかった。

父の田舎で出産した母は、姑に遠慮して、帝王切開のわずか2週間後のお正月に、一日中嫁として立ち働くことになってしまったのだ。

父は陽気に酔っぱらって、母を休ませることをしなかった。

あげく、母は高熱を発して倒れ、生死の境をさまよったのである。

 

父が無神経なあるいは威圧的な発言をする度に、この件は、母の口の端にのぼった。

父は、この件を突き付けられると、たいていはしゅんとしてあやまるのだが、時には逆ギレをすることもアリ、母の中にあるわだかまりを消すことができないでいた。

 

母は、何度か「娘のお産を手伝うまでは死ねない」と口にしたことがある。

わたしは、若き日の母が受けた情けなさを思うと、胸が痛かった。

このわだかまりは、父が一生背負っていく十字架だな、と、娘でさえ思っていた。

 

そんな、大きなわだかまりがある日、ぷっつり消えてしまったのである。

私のお産の日に。

 

私が息子を生んだ日、夫が不在だったため、父は、何時間も私の腰をさする羽目になってしまった。

陣痛が襲う度に全身全霊でさすってくれていた父が、やがて、傍らにいる母に、しみじみとこう言った。

 

「おさんっていうのは、本当に、大変だなぁ。……あの時、おまえの傍にいてやればよかった」

 

母はほろりと涙をこぼし、以後二度と、産後の失態の話は蒸し返されなかった。

 

もしも、過去のあやまちを何度もなじられているのだとしたら、なじられたときではない別のシーンで、しみじみと後悔してあげてほしい。

心から溢れ出た一言だけが、心のわだかまりを氷解させる。

「成熟脳 脳の本番は56歳から始まる より」

 

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脳の中では、運動会のリレーのように、神経がバトンをつないで、指令を伝達していきます。

しかし、たとえばC地点の神経細胞が倒れてしまい、指令がそこで止まってしまう、という事態が起こります。

このとき、すぐにC地点の神経細胞を救出できれば復活したのですが、時間が経ち、死んでしまって、その指令も届かなくなる。

これが運動麻痺や言語障害の起こる理由です。

 

ところが、脳のすごいところは、C地点から今度はほかのルートでバトンを渡そうとするのです。

新たなルートで、新たなリレーのチームを作り、「言葉を話す」という指令を伝えようとします。

この新チームは、以前のチームのようにバトンの受け渡しがうまくなく、スムーズに指令が届きません。

しかし、何度も繰り返し練習するうちに、だんだんうまく指令が伝わるようになっていきます。

このようにして、死んでしまった神経細胞は復元しないけれど、ほかのルートで代用できれば、言葉がある程度話せるようになり、失語症もよくなっていくというわけです。

 

ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。

このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。

高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。

その中でも重要なものがビタミンB12なのです。

脳科学の発達によって、さまざまなことがわかり、新たな試みがされています。

 

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女は蒸し返しの天才

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女は蒸し返しの天才

 

女は、なぜ、過去のことを何度も蒸し返すのか。

 

これは、男性からよく寄せられる質問である。

 

女性脳の中では、一部の体験記憶が、その記憶を脳にしまうときの心模様(感情より、もっと微細に色合いの違う情動)と共にしまわれている。

 

そして、心が動いたときに、その心の動きによく似た体験記憶を、一気に引きだしてくるのである。

心模様を検索キーにして、データを網羅する。

 

これは、子育てのために進化してきた力だ。

初めてのトラブルに見舞われても、過去の類似体験を一気に脳裏に取り揃えて、何をしたらいいのかを決することができる臨機応変力なのである。

 

しかし、男性から見れば、この素晴らしい才能には副作用がある。

 

夫や上司がなにか無神経なことを言えば、過去の無神経な発言をすべて、一気に脳裏に取り揃えるってことだからだ。

 

しかも、心の動きと共に想起するので、今もう一度、あらためて傷ついているのである。

 

女性がキレたら、過去の総決算をしていると思った方がいい。

何度あやまったかしれないが、今もう一度傷ついているので、もう一度あやまるしかない。

 

ここであやまりそこねたら、女性脳のストレス信号は倍増して恐ろしいことになる。

しかし、これがあるから子育ても、難なくこなしていけるのである。

「成熟脳 脳の本番は56歳から始まる より」

 

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脳の中では、運動会のリレーのように、神経がバトンをつないで、指令を伝達していきます。

しかし、たとえばC地点の神経細胞が倒れてしまい、指令がそこで止まってしまう、という事態が起こります。

このとき、すぐにC地点の神経細胞を救出できれば復活したのですが、時間が経ち、死んでしまって、その指令も届かなくなる。

これが運動麻痺や言語障害の起こる理由です。

 

ところが、脳のすごいところは、C地点から今度はほかのルートでバトンを渡そうとするのです。

新たなルートで、新たなリレーのチームを作り、「言葉を話す」という指令を伝えようとします。

この新チームは、以前のチームのようにバトンの受け渡しがうまくなく、スムーズに指令が届きません。

しかし、何度も繰り返し練習するうちに、だんだんうまく指令が伝わるようになっていきます。

このようにして、死んでしまった神経細胞は復元しないけれど、ほかのルートで代用できれば、言葉がある程度話せるようになり、失語症もよくなっていくというわけです。

 

ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。

このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。

高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。

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脳科学の発達によって、さまざまなことがわかり、新たな試みがされています。

 

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女にとって、共感はいのち

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女にとって、共感はいのち

 

女性脳にとって、共感は重要だ。

真実演算をうまく走らせるだけではない。

余剰なストレス信号が、共感してもらうことによって鎮静化するという機能もある。

 

女性脳は、「怖い」「つらい」「ひどい」「痛い」など危険や危機に伴う感情が、男性脳より強く働き、長く続くようにプログラミングされている。

 

理由は、危険な事態に自分を追い込んだプロセスを、脳が解析する時間を稼ぐためだ。

感情を長引かせて、その感情に至るプロセスから知を切りだし、自分を二度とその事態に追い込まないように(逆にいい感情なら再びその事態に至るように)、脳に書き込むのである。

 

というわけで、妻が「なんだか、腰が痛くて」と言ったときも、するべきは共感。

「あー腰が痛いのか、そりゃ、つらいな」と言うのである。

 

それだけで、妻の脳では、ストレス信号が減少。

ときには、痛みもちゃんと軽減する。

 

なのに、「医者に行ったのか」なんて言われた日には、ストレス信号が倍増する。

「もんでやろうか」なんて言われるのも、余計なお世話。

 

しかし、ゴール指向問題解決型の男性脳は、たいていは、どちらかを口にする。

かくして、妻はいつも不機嫌な生き物、となってしまうわけだ。

 

だから、とにかく共感してあげて、と男性たちに説いて回っているのだが、男性たちからは、「そうやすやすと共感はできないよ」というため息が漏れる。

 

たとえば、妻と隣の奥さんがトラブルになったとき、どう考えても妻が悪かったら、共感なんてできないだろう、と。

 

いや、そんなときこそ、篤く共感してやるべきなのだ。

「きみの気持ちは、よくわかるよ」と。

 

「気持ちはわかる」と「でも、きみが悪い」は、女性脳の中では共存できる。

「気持ちはわかるよ。ほんとに、よく、わかる。でも、相手の言ってることも一理あるかも」は、ありなのだ。

 

男は、間違っている相手に共感することができない。

正義感が強いからね。

 

でも、ここは、正義感を少し曲げてほしい。

「気持ちがわかる」と言ってあげれば、ストレス信号が鎮静化して、人の話を聞けるのだから。

消化器で火を消すのと変わらない。

 

夫婦で別々のものをチョイスするときも、「あー、きみは○○なのか。わかるよ、○○好きだもんね。でも、ぼくは××だな」と、妻の気持ちにだけでも共感するという手もある。

「成熟脳 脳の本番は56歳から始まる より」

 

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脳の中では、運動会のリレーのように、神経がバトンをつないで、指令を伝達していきます。

しかし、たとえばC地点の神経細胞が倒れてしまい、指令がそこで止まってしまう、という事態が起こります。

このとき、すぐにC地点の神経細胞を救出できれば復活したのですが、時間が経ち、死んでしまって、その指令も届かなくなる。

これが運動麻痺や言語障害の起こる理由です。

 

ところが、脳のすごいところは、C地点から今度はほかのルートでバトンを渡そうとするのです。

新たなルートで、新たなリレーのチームを作り、「言葉を話す」という指令を伝えようとします。

この新チームは、以前のチームのようにバトンの受け渡しがうまくなく、スムーズに指令が届きません。

しかし、何度も繰り返し練習するうちに、だんだんうまく指令が伝わるようになっていきます。

このようにして、死んでしまった神経細胞は復元しないけれど、ほかのルートで代用できれば、言葉がある程度話せるようになり、失語症もよくなっていくというわけです。

 

ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。

このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。

高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。

その中でも重要なものがビタミンB12なのです。

脳科学の発達によって、さまざまなことがわかり、新たな試みがされています。

 

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日本語の使い手としての使命

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日本語の使い手としての使命

 

稀有な言語を操る民族として、私たち日本人には、世界的に見て何か稀有な役割があるように思えてならない。

 

たしかに、バランスの良さゆえに、イタリア人ほど弾けはしないし、ドイツ人ほど圧倒的でもない。

一つ一つの領域では、もしかすると、世界一位になりにくいのかもしれない。

しかし、二つの言語感性をまたぐ日本語の使い手だけが作りだせる世界観があり、それは、アナログとデジタルの臨界に、大きく存在しているように思う。

 

アニメやファンタジーが創り出す、空想世界と現実世界の不思議なハーモニーも、その一つ。

日本が、この領域で、世界に冠たる存在感を示しているのは、日本語が作り上げた日本語脳のおかげだと私は確信している。

 

また、これから始まるロボット社会。

ヒトの感性に添うようにつくられる、自律型のメカたちを、感性の視点とメカの視点の両方から見つめつくすことができるのも、私は日本語脳の持ち主たちだと信じている。

 

日本語の使い手であることを、私たちは、もっと誇りにすべきである。

感性の二重性ゆえに国際的に伝わりにくく、「国際的といえない」とされる私たちの感性は、デジタルとアナログの臨界を豊かにしていく今世紀に、大きく花開くはずだから。

 

もちろん、すべての言語ごとに、稀有な特性があり、稀有な役割があるのだろう。

 

そう考えると、真の国際人とは、まず、母語をしっかりと獲得しなければ成り立たないような気がする。

その土地で根付き、胎内でその振動にゆられ、生まれたその日から語りかけられてきた言語こそが、その脳の感性を創りあげる。

母語は、人の基本であり、家族の基本であり、国の基本である。

「成熟脳 脳の本番は56歳から始まる より」

 

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脳の中では、運動会のリレーのように、神経がバトンをつないで、指令を伝達していきます。

しかし、たとえばC地点の神経細胞が倒れてしまい、指令がそこで止まってしまう、という事態が起こります。

このとき、すぐにC地点の神経細胞を救出できれば復活したのですが、時間が経ち、死んでしまって、その指令も届かなくなる。

これが運動麻痺や言語障害の起こる理由です。

 

ところが、脳のすごいところは、C地点から今度はほかのルートでバトンを渡そうとするのです。

新たなルートで、新たなリレーのチームを作り、「言葉を話す」という指令を伝えようとします。

この新チームは、以前のチームのようにバトンの受け渡しがうまくなく、スムーズに指令が届きません。

しかし、何度も繰り返し練習するうちに、だんだんうまく指令が伝わるようになっていきます。

このようにして、死んでしまった神経細胞は復元しないけれど、ほかのルートで代用できれば、言葉がある程度話せるようになり、失語症もよくなっていくというわけです。

 

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脳科学の発達によって、さまざまなことがわかり、新たな試みがされています。

 

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日本語の二重性

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日本語の二重性

 

母音主体のことばと子音主体のことば。

世界の言語は、脳の感性上、この二軸に分類されるのだが、実は、日本語は、ちょっと面白いポジションにいる。

 

日本語は、母音の抑揚で発音する大和言葉由来の訓読みと、子音を強く使う漢語由来の音読みを二重に持つ音韻体系。

訓読みのことば(いのち、そら、こころ、ありがとう、ごめんなさい)は、イタリア語同様、口腔を縦に弾性コントロールするが、音読みのことば(生命、天空、精神、感謝、失礼)は、ドイツ語のように口蓋を低くして息を擦りだしている。

 

つまり日本語は、母音主体語と子音主体語のどちらの言語感性も併せ持ち、相互に使い分ける言語なのだ。

 

ほぼすべての言語表現を、日本人は、訓読み系と音読み系の二通りに表現できる。

「ありがとうございます。うれしかった」と「感謝しております。光栄です」のように。

しかも、ねぎらいや親密感を表現したかったら訓読み系で、敬意や責任感を表現したかったら音読み系でと、無意識のうちに正確に使い分けているのである。

 

ほぼすべてのことばを言語感性上、二重に表現できる言語。

日本語は、この点において、非常に稀有で、機知に富んでいる。

その世界観の豊かさゆえに、日本人の脳は、他の言語を獲得するときに、かえって戸惑ってしまうのではないだろうか。

「成熟脳 脳の本番は56歳から始まる より」

 

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からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

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