第11章 うまくいっても「自分の手柄」にしない

第11章 うまくいっても「自分の手柄」にしない

 

何かを成し遂げたとき、その手柄の割合を考えてみてください

 

完璧にひとりで成し遂げたのなら、それは100%の手柄。

これは問題ありません。

問題はその先です。

 

誰かとふたりで「50%ずつ」の労力によって成し遂げたとき、あなたはどんなふうにその手柄割合を語るでしょうか。

 

おすすめなのは、50%相手が関わっているなら「すべて相手のおかげ」といっておくこと。

30%でも、そういっておいて間違いないでしょう。

 

それよりも相手の割合が低いとしても「○○さんのおかげでできた」「○○さんがいなければできなかった」といっておくべきです。

 

結局、相手の印象に残っているのは「実際の手柄割合」ではなく「あなたがどう表現したか」です。

あなたが「全部、自分でやった」というような言い方をすれば、「あの人は何でも自分の手柄してしまう」と思われるのがオチ。

その印象を覆すことは一生できないと思ったほうがいでしょう。

 

反対に、自分が何かを手伝ったときは「私は何もやってない」といっておくに限ります。

相手がどんな言い方をしようと、手柄を独り占めしようと関係ありません。

 

そう決めておくと、まったくストレスがありません

 

誰が、どれだけ貢献したかなんて、捉え方は個人的かつ身勝手なものです。

 

「50%ずつやった」とあなたが思っているとき、相手は「80%自分でやった」と思っています。

それなのに「50%ずつやった」とあなたがいえば、「手柄を自分のものにする人だ」と相手はあなたを思うでしょう。

 

そんなところで余計な敵をつくったり、余計に評価を落とす必要はありません。

 

そもそも「成し遂げたもの」も、その瞬間は「すごいことをやった」と感じるかもしれませんが、年月を経て振り返ってみるとたいした功績でもないものです。

「はじめる習慣 より」

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/