第11章 「心を動かすこと」と「体を動かすこと」を休まない
そもそも「豊かな人生」とはどういうものでしょうか。
人によって捉え方はいろいろですが、私が思うのは「常にワクワクできる人生」です。
何かを成し遂げたとか、大金を稼いだとか、そうしたことも豊かさの要因かもしれませんが、それがあろうとなかろうと、毎日ワクワクして過ごせたら、こんなに豊かさを感じることはありません。
そのために必要なのは「休まないこと」だと考えます。
もちろん、全く休息を取らず、働き続けるという意味ではありません。
ここでいいたいのは「心を動かすこと」と「体を動かすこと」。
何歳になっても、自分がどんな境遇になったとしても、新しい何かに興味を抱き、調べたり、勉強したりすることはできます。
その感性のアンテナを磨き続けること。
それが「心を動かすこと」であり、休まないことです。
さらには、体を動かして、どんどん外にも出て行ってほしいと思います。
家に閉じこもっていてはワクワクするための刺激を得ることができません。
私はよく「自分の人生が最高のものだったら、今日は何をするだろう」と考えます。
お金も、時間も、心の余裕も、人とのつき合いも、すべてが最高の人生だったら、今日はいったい何をするだろう。
もしかしたら、旅行に出かけるかもしれませんし、友人を誘って食事に行くかもしれません。
美術館へ行くかもしれないですし、先祖に感謝しお墓参りに行くかもしれません。
もし、自分の人生が最高だったら何をするか、そんなふうに自分の「行動スイッチ」を入れるのもおすすめです。
最高の人生をイメージして、日々自らの「行動欲」を引き出していたら、間違いなく、あなたの人生は「イメージした通りのもの」に近づいていきます。
「はじめる習慣 より」
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人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。
一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。
「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。
たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。
LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。
ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。
ビタミンB12について?