★ 納豆は晩ご飯に食べるのが最も効果的 ★【脳梗塞を予防する栄養素 納豆②】

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脳梗塞を予防する栄養素 納豆◆

★ 納豆は晩ご飯に食べるのが最も効果的 ★
ナットウキナーゼの血栓溶解効果は、8時間にもおよびます。
血栓を溶解する活性持続がとても長いのです。

口から入った食べ物は咀嚼されてデンプンと混ざり、食道を通って胃にたどりつきます。
すると、強酸性の胃の中で消化酵素ペプシンが働き、消化が開始されます。
胃での消化物は十二指腸へと進み、膵液アミラーゼ、リパーゼ、トリプシンなどの酵素の働きによって化学変化し、腸へと送られ、腸から血液中に吸収されます。
ナットウキナーゼもここで吸収されて血栓の溶解が始まるわけですが、ここまでに必要な時間は2時間から4時間だといわれています。

一方、血栓ができやすいのは血液濃度が最も高いときであり、それは睡眠に入って2時間から3時間経過した頃です。
夜の12時に寝たならば、午前2時から3時頃が血栓のできやすい時間帯といえます。
つまり、12時に就寝する場合、午後7時から9時までの間に納豆を食べれば、早くて9時、遅くても午前1時には血液に吸収され、そこから8時間にわたり血栓を溶解してくれます。
血栓のできやすい午前2時から3時には十分にその効用を発揮できるというわけです。

一般には、納豆は朝食に食べることが多いようですが、血栓脳梗塞心筋梗塞の予防のためには、夕食に食べるようにしてください。

★ 青ジソ納豆、タマネギ納豆は血栓溶解のダブル効果食品 ★
これまで述べてきたように、納豆にはいくつもの効果があり、日本が生んだ最高の栄養食品といえますが、毎日食べていると飽きるかもしれません。
そこで、他の食材をプラスすることをお勧めします。

血栓溶解効果をより高めるのであれば、「青ジソ納豆」、「刻みトマト納豆」などがお勧めです。
セロリ、ニラ、青ジソ、パセリ、黄ピーマン、トマトなどの香味野菜に含まれるピラジンには、血流をよくする作用があるので、ダブル効果が期待できます。
タマネギのイオウ化合物も同様で、「タマネギ納豆」もダブル効果食品です。

脂質の摂り過ぎを気にしている人には「オクラ納豆」がいいでしょう。
オクラは、強いコレステロール低下作用などを持つα-リノレン酸を多く含んでいるからです。

好みの問題になりますが、納豆にはヌルヌルした食品が食感的にも合うので、ヤマイモ、ナメタケ、メカブを加えた「ヤマイモ納豆」、「ナメタケ納豆」、「メカブ納豆」などはいかがでしょう。
「梅干し納豆」もなかなかのものです。
そのほか、変わったところで、生食用のカキを細かく刻んで混入する「生カキ納豆」もいいですし、「ソバ新芽納豆」「アボカド納豆」なども、私はたいへんおいしいと感じます。

納豆が使われた郷土料理もあります。
東北では、「ゴト納豆」「雪の夜汁」をよく食べています。
山形には納豆とともにサトイモ、ダイコン、ニンジン、コンニャク、豆腐を味噌汁風に調理した「納豆汁」も浸透しています。

このように好みや食文化のもと、病気を防ぐ野菜や果物を納豆に加えて、目先を変えて食べてみてはいかがでしょう。

なお、納豆には血液を凝固させるビタミンK2も含まれています。
これが強力なナットウキナーゼの効用をバランスよく調整しているのですが、血栓症の治療に用いられる経口抗凝固剤のワーファリンと一緒に摂ると、その効き目をしょうしつさせてしまうため、ワーファリンを処方されている人は、納豆を食べるのを控えたほうがいいでしょう。
                            (病気にならない食事法 周東 寛 より)


発見後5ヶ月で隠れ脳梗塞が消えた
http://www.endokoro.com/libra/v_article007.html