大久保彦左衛門のカツオ節長寿術

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大久保彦左衛門のカツオ節長寿術

戦って勝つこと。これが戦国武士の基本的な生き方です。

敵を倒すための体力が何よりも重要ですが、頭脳も優れていなければ生き残れません。食生活もふだんから戦場を意識して、粗食を心がけ、体をならしておきます。

大久保彦左衛門(1560-1639)というと徳川家康の旗本(家康直属の武士)として知られていますが、日常の食事は麦や雑穀中心のかゆや雑炊が多く、これにダイコンの煮物や塩イワシくらいをつけたものだったと書き残しています。時には米飯も食べますが、玄米が中心。徳川家康にしても、ふだんは麦飯ですから、当時はそのようなシンプルな食生活が当たり前だったのです。

そのかわり、二人とも大変に長生きで家康は75歳、彦左衛門は80歳で大往生。二人とも江戸時代の初期に平和になってから死んでいますが、その頃の日本人の平均寿命は37、8歳ですから、かなりの長寿といってよいでしょう。

戦国を生き抜いた彦左衛門は、イザという時のために、常にカツオ節を持っていました。カツオ節には老化を防ぐタンパク質がアミノ酸化されて75パーセントも含まれています。脳の若さを保つDHA(ドコモへキサエン酸)や疲れを除くビタミンB1、骨を丈夫にするカルシウムの吸収を何倍にも高めるビタミンDも多く、逆に彦左衛門の寿命をのばしていたのかもしれません。
「長寿食365日 より」


元気でイキイキと年を重ねるために!
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