情報の99%はなくてもいい

f:id:endokoro728:20191211204209j:plain

情報の99%はなくてもいい

 

「悩みや苦しみをなんとかしたい」と

切実に思ったとき、

人は情報の選別を始めます。

そこから、知恵が生まれ、

生きるための世界感が育まれていきます。

 

自分の問題を見ていくとき、必要になるのが「教養」です。

 

このように言うと、「では、本を読んで勉強しろということですか?」と聞かれますが、そうではありません。

私か言う教養は、単なる情報や知識を得ることとは違います。

学歴も読書量も、まったく関係ありません。

ただし、教養は「あってもなくてもいいもの」ではなく、誰にとっても欠かすことのできないものです。

なぜ、教養がなくてはならないのか。

それは、問題を考えるときの「世界観」を持つためです。

この世界が、自分にとってどんな場所なのか。

自分とこの世は、どんな関係があるのか。

世界感がなければ、それを見極めることはできません。

そして、そのためには、情報を選別し、教養を養うしかないのです。

 

このとき誤解してはいけないのが、「情報」と「知識」と「知恵」と「教養」は、まったく別物です。

 

ここで整理しておきましょう。

まず、世の中に今ある情報の99%なくてもいいものです。

自分にとって必要な情報はせいぜい1%程度でしょう。

抽出された1%を、「知識」と言います。

その知識を、自分の問題に組み込んで使えたときに、「知恵」となります。

抽出した知識を人生にどう生かせるのかがわかれば、それは知恵があるということです。

ここで「なるほど、知恵がつけば教養が生まれて、教養を身につけたら、世界観が生まれるのか」と早合点してはいけません。

世界感が持てないと、あふれている情報から自分にとって必要な1%を抽出することができないのです。

つまり、「情報→知識→知恵→教養→世界観」は、ループのように輪になってつながっているというわけです。

 

では、どうすれば世界観や教養が持てるのか。

職人を例に考えてみましょう。

日々自分の仕事に従事している彼らの多くは、膨大な本で勉強しているわけではないでしょう。

しかし自分なりの世界感が彼らにはあります。

それがなければ、人から認められる仕事はできません。

なぜ職人たちが世界観を培えたかと言えば、彼らが「考える人」だからです。

彼らは、仕事を通じて世の中を見る目がはっきりしている人たちです。

だから、自分にとって「要るもの」と「要らないもの」が明確にわかっているのです。

どうすれば、熟達した仕事ができるのか、失敗を繰り返しながら、試行錯誤を続けつつ真剣に考えたからこそ、情報が抽出されて知識となり、具体的な実践の中で知恵となって教養や世界感が育まれたのです。

 

では、いったいわれわれがどこから手をつけたらいいか。

それにはまず、自分の問題から逃げず、しっかり困ったり悩んだりすることです。

人が学び始めるのは、自分の悩みや問題を見据えることができ、この状況をなんとかしたいと本気で考えたときです。

そのためには、きちんと困ったり、悩んだりしなければならないのです。

悩みや苦しみを何とかしたいと切実に思ったとき、人は情報の選別を始めます。

もちろん、そこからすぐに事態が変わるわけではありません。

しかし、「情報を使いたい」「問題を解決したい」と実践を繰り返すうちに、少しずつ情報から世界観へのループが回り始めます。

 

そのスピードは、ゆっくりかもしれません。

また、問題の見極めに失敗すれば、ときにはループの回転が滞ることもあるでしょう。

でも、ループはじわじわと回り続けます。

そしてその回転は、確実に世界観を育んでいくはずです。

「禅僧が教える心がラクになる生き方 より」

 

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+

 

新しい生活パターンへの対応、とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

 

脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB12について?

http://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html

http://www.endokoro.com/

※ちょっと使える身近な情報をお届けしています!

https://www.facebook.com/endokorob12