<第4章>自律神経を整えるメンタル力

<第4章>自律神経を整えるメンタル力

 

人の意見に左右されない人間力を磨く

 

「人は人、自分は自分」が幸せのカギ

 

仕事のプレッシャーや育児・介護疲れといった精神的なストレスも、自律神経を乱す大敵です。

中でも避けて通れないのが、対人関係によるストレス

他人が自分の思い通りにならないことにもどかしさを感じたり、他人と自分を比べて劣等感を抱いたり……これらは私たちの心を蝕むストレスとなり、自律神経のバランスを大きく崩す原因になります

対人ストレスは自分一人で解決ができず、悩みが深刻になりやすいためです。

 

そうしたストレスから自由になるためには、「人は人、自分は自分」という考えを持つことが大切です。

自分の中にブレない軸を持ち、他人の意見に左右されない確固たる価値観を据えるのです。

 

とはいえまったく人目を気にしない、コンプレックスを持たないなどということは、そう簡単に実践できるものではありません。

どれほど意識しないように努めても、他人の目や言動が気になるのは人としてごく自然な反応。

そこで求められるのが「気にしない」ことよりも、「放っておく」ことへ考えかたをシフトすること

自分に向けられる評価や他人の目から距離を置き、関知しないようにするのです

心が乱れそうならSNSやネットの情報を見ないようにする、気分の晴れることだけを考えるなど、自律神経を安定させることを最優先に考えましょう。

それこそがあなたの人間力を磨く一歩であり、幸せへの近道となるのです。

 

 

対人ストレスが自律神経を乱す原因になりやすい

 

イライラすると交感神経が優位になり、血流を滞らせます。

そうなると脳へも血が回らなくなるため、思考力が下がって感情のコントロールがしにくくなります。

 

ストレス

 ↓

交感神経優位

 ↓

負のストレスは体の不調につながる

 ↓

浅い呼吸

血管収縮

心拍数上昇

 

 

ブレない軸を持つ

 

自分の軸(=価値観)をしっかり持っていれば、周りの意見に左右されたり、振り回されたりすることも少なく、ストレスを軽減できます。

 

近所付き合い

家族

上司 

友人

 ↓

自分は自分

「自律神経の話 より」

 

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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

ビタミンB12について?

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