毎日見ている風景の中にある変化に気づく

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毎日見ている風景の中にある変化に気づく
 
日常的にできる、右脳を鍛えるトレーニングとしては、「少し辛いと感じる長さの文章を音読する」「テレビやラジオの教養番組をメモを取りながら視聴する」ということも有効ですが、それに加えて、次のようなことを心がけるといいと思います。
 
●人の話をオウム返しする習慣を持つ。
●慣れない場所に行く機会を増やす。
 
二つめの「慣れない場所に行く機会を増やす」というのは、視覚的注意の力を高める訓練です。
 
毎日同じ場所に居たり、同じ場所から同じ場所への行き来(たとえば自宅と会社)しかないような生活を続けていたりすると、周囲の風景を注意して見る機会が少なくなってきます。
身の回りにいる人や置かれている物にも変化がないと、もっとそうなりやすい。
 
そういう空間的変化が少ない生活に浸っている人が、たまに普段行かないような場所に行くと、風景を大ざっぱにしか見られなくなっていて、最初は戸惑うと思います。
駅の案内を見落としたり、地図を見ても自分が今どこにいるのか分からなかったりして、道に迷うこともあるかも知れません。
 
それでも、慣れない場所で行動するとき、脳は安全を確保しようとしますから、いつもより周囲の風景を注意深く見ようとすると思います。
 
そういう機会を増やすことも、右脳のトレーニングになると考えられるのです。
 
その上で、毎日見ている風景の中にある変化にも気づこうと心がけると、もっといいでしょう。
 
「今日は○○さんの髪型がいつもと違うな。何か心境の変化があったのかな」
「珍しくロビーに生花が飾ってあったけれど、今日はお客様がいらっしゃるのかな」
といった変化に対する敏感さが、空気を読む力には関わっていると思います。
「脳から自分を変える12の秘訣 「やる気」と「自信」を取り戻す より」
 
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
神経伝達物質の材料になる成分を補うことが大切です
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
ビタミンB12は腸で吸収されます。
しかし、その前に胃の内因子と結合することで吸収される状態を作っているため、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために大量のビタミンB12を補給する必要があります。
胃の粘膜が萎縮している人や、胃の働きが弱い人も同様です。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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