熟睡できないと風邪をひきやすくなる

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熟睡できないと風邪をひきやすくなる

 

「睡眠不足」と風邪の関係

 

睡眠そのものの話にも触れておきましょう。

 

そもそも、睡眠不足は、風邪の発症のリスクを増加させます

 

これは、ギリシャアメリカなど世界中の研究結果として明らかになっています。

 

メールやSNSなどが爆発的に普及し、24時間仕事ができる社会になりました。

 

寝る直前までスマートフォンやパソコンに触れていると、睡眠が浅くなったり断続的になったりして、自分でも気づかないうちに睡眠が不足しがちになります。

 

また、人間関係上のストレスを抱えると、風邪の発症リスクを増加させることもまた、複数の研究で示されています。

ストレスは睡眠によって解消される部分が非常に大きいため、ストレスと睡眠不足と風邪は、密接な関係にあるのです。

 

  • 「徹夜」の恐ろしいリスク

 

とくに「徹夜」は悪影響のオンパレードです。

徹夜は昼間の眠気や全身倦怠感、頭重感、不安など身体・精神に悪影響を及ぼします。

また、血圧や中性脂肪の値を上昇させ、高血圧、糖尿病、脂質代謝異常(高脂血症)などの生活習慣病や、心筋梗塞や脳血管障害のリスクを高めることが明らかにされています。

 

身体の抵抗力を低下させ、インフルエンザなどの感染症、がんの可能性も高まります。

 

ほかにも、食欲を抑えるレプチンを減少させる一方で、空腹感を感じ食欲を促進するグレリンを増加させるため、肥満を引き起こすことも知られています。

 

おまけに、記憶力や集中力を低下させます。

学生であれば成績を下げることに、社会人であれば仕事上の能率や生産性を下げます。

交通事故や産業事故のリスクを上げることにもつながるのです。

 

徹夜は何としても避けるようスケジュール管理をしましょう。

とくに、風邪やインフルエンザが流行るシーズンは、体力低下を防止するとともに、しっかり眠ることで日々溜まっていくストレスをきっちりとリセットしていきましょう。

「一流の人はなぜ風邪をひかないのか? より」

 

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からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB1はエネルギーの供給だけでなく、老廃物の代謝にもかかわっています。

B1だけではありません。

B2、ナイアシンなどのほとんどのビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。

したがっていっしょにとるのが効果的です。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

ビタミンB12について?

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