「笑う」より「泣く」ほうが、もっとすっきりする

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「笑う」より「泣く」ほうが、もっとすっきりする

 

数年前から、「涙活研究家」の寺井広樹氏とともに、

 

「涙活」

 

というイベントをはじめました。

大人が一堂に介し、泣ける映像を見たり、泣ける話を聞いたりして涙を流し、ストレスを解消する活動です。

 

この「涙活」を推奨するにあたり、脳科学的なバックグラウンドやエビデンスを提供するのが役目です。

 

この「涙活」イベントは、「セロトニン道場」などで定期的に開催されるようになっており、マスコミからも注目を集め、海外メディアのBBCからも取材を受けました。

また、オックスフォード大学・人類学の博士課程に学ぶCさんが「人が何かに感動、共鳴して泣くと、その人の脳と体にどんな癒しの効果が発現するか」を研究しに一年間、セロトニン道場に留学してきました。

 

一般に、笑うのは「陽気」、泣くのは「陰気」と類型化されてきましたが、この見方は必ずしも正しくありません。

 

たしかに、泣く「原因」には、悲しい出来事など陰気な側面がありますが、泣くと「結果」として、すっきりと心が晴れるのです。

 

ですから、笑うのも泣くのも、ストレス解消につながるという点では、同じなのです。

むしろ私の印象では、笑うよりも泣くほうがスッキリ感が強く、長続きすると感じます。

 

「涙活」が、このストレス社会に負けないための有効な活動として定着すれば、世のなかがもっと元気になると思います。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

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