「心の疲れ」は、こんな病気も引き起こす

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「心の疲れ」は、こんな病気も引き起こす

 

「心の疲れ」は、脳の視床下部にある「ストレス中枢」を活性化させて、体にもストレス反応を引き起こします。

 

ストレス中枢の興奮は、体のストレスシステム(視床下部・下垂体・副腎経路)を介して副腎皮質を刺激して、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌をうながし、全身の臓器に悪影響を与えます。

 

その結果、免疫機能を低下させて風邪を引きやすくし、肥満や高血圧、糖尿病などの、いわゆる「ストレス病」を二次的に誘発するのです。

 

さらに、最近の研究では、「ストレス中枢」の活性化が、「覚醒中枢」の一つである「セロトニン神経」の働きを抑えてしまうことが明らかになりました。

 

それが、質のいい睡眠や、朝のすっきりした目覚めを阻害する要因になります。

 

それだけではありません。

 

セロトニン神経の抑制は、自律神経失調症や慢性疼痛、うつ病などを引き起こす原因になります。

 

したがって、セロトニン神経の働きを毎日の生活で弱らせないように、活性化させ続ける努力と工夫が必要で、それが「心の疲れ」をこじらせないためには不可欠なのです。

 

セロトニン神経を活性化させる、さまざまな方法について、ここでは“セロ活”と呼ぶことにします。

 

「心の疲れ」は、ちゃんと対策を取れば、未病のうちに回復させることができます。

 

大切なことは、心の疲れをこじらせないこと。

 

そして、“セロ活”を継続すること。

 

そのことに尽きるのです。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

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