「泣く」とストレスが解消されるワケ

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「泣く」とストレスが解消されるワケ

 

さらに、研究では、人が泣くと、自律神経への影響面で、通常はあり得ない変化が出現しました。

 

一般に、自律神経のうち「交感神経」は、覚醒時に活発となり、血圧や代謝を上げて、体を動く状態にします。

 

一方、「副交感神経」は、休息時に活発となり、血圧や代謝を下げて、体を休める状態にします。

 

通常、映像を見ているときは覚醒状態ですから、自律神経は交感神経が優位に働いています。

 

ところが、途中で泣きはじめると、自律神経は副交感神経優位に切り替わってしまうのです。

 

心拍数の減少も見られ、人によっては消化機能も高まります。

つまりお腹が空くのです。

眠くなる人もいます。

これらは、まさに副交感神経が活性化されている証です。

 

つまり、覚醒状態であっても、人は泣くと、癒しの心と体に切り替わってしまうのです。

 

その引き金となる働きをするのが、「直観・共感の脳」なのです。

 

人が泣くときのコルチゾール(ストレスホルモン)を測定してみると、コルチゾールが抑制されていることが確認されます。

すなわち、ストレスが解消されているのです。

泣くとストレスが解消されるように人間の脳はできているのです。

 

※心の病との関連で関心を集めているストレスホルモンが「コルチゾール」です。

 

コルチゾールは、副腎から分泌されると、血液にのって体内を循環しながら、エネルギー源の補充などの重要な役割を果たします。

役割を終えると脳にたどり着いて、脳に吸収されます。

これが、正常なストレス反応の流れです。

 

ところが、主に「我慢するストレス」状態が長い期間にわたって続き、ストレスが積み重なっていくと、コルチゾールがとめどなく分泌され続けるようになってしまいます。

こうなると、状況が一変します。

コルチゾールが脳にあふれて、その一部をむしばんでいくのです。

まさに、ストレス反応が暴走して、ありふれたストレスが「キラーストレス」と化してしまうのです。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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副腎が疲れている人に圧倒的な足りない栄養素は、ビタミンB群になります。

 

ビタミンB群は、抗ストレスホルモンを合成するときに必要な栄養素です。

そのため、ストレスが多く抗ストレスホルモンを大量に必要とする人などは、体内のビタミンB群が不足しがちになります。

その結果、抗ストレスホルモンが十分につくれなくなり、副腎がますます疲れてしまうのです。

 

また、ビタミンB群は、体を動かすエネルギーをつくりだすためにも必要な栄養素。

私たちの体を構成している細胞には、ミトコンドリアというエネルギー生成工場があり、摂取した食べ物を燃焼させて、「ATP(アデノシン三リン酸)」というエネルギー物質をつくっています。

このATPをつくり出す過程で必要なのがビタミンB群です。

 

ビタミンB群が不足すると、ミトコンドリアATPが十分につくれなくなる。

ATPが足りなくなると、体がだるくて疲れが取れなくなったり、頭の回転が悪くなってきたりします。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ほとんどのビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。

したがっていっしょにとるのが効果的です。

 

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