本来の脳のパワーを取り戻すためのハウツー(1-3)

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本来の脳のパワーを取り戻すためのハウツー(1-3)

 

1.起きてすぐにスマホをチェックしない

 

スマホを枕元に置いて、目覚めたらいちばんにチェックをするクセがついていませんか?

 

これは、スマホに縛られている人の特徴のひとつ。

脳の選択行動が無意識のうちにスマホからスタートするようになってしまっているのです。

なかには、一日の生活をスマホから始まってスマホで終わるという人も多いかもしれません。

 

こうした習慣はやめた方がいいと思います。

スマホを枕元に置いて、目覚まし時計として使っている人も多いと思いますが、これも極力やめた方がいい。

枕元にあると、ついつい夜スマホを見てしまいがちになり、寝不足やメラトニン減少の大きな原因になります。

目覚ましには、ちゃんとそれ専用の時計を使い、スマホはベッドから離れた場所や別の部屋に置いて寝ることをおすすめします。

 

そして、朝起きたらいちばんに窓を開け、太陽の光を浴びながら軽く体操をするように変えてみてはどうでしょう。

それだけでも一日の生活リズムが大きく違ってくるはずです。

 

 

2.お風呂、トイレ、寝室にはスマホを持ち込まない

 

スマホに依存している人は、肌身離さずスマホを持ち歩き、食事中であろうと入浴中であろうと情報やメールをチェックする傾向があります。

 

こういう方は、せめて「お風呂」「トイレ」「寝室」の3か所はスマホを持ち込まないようにしてはどうでしょう。

そう決めるだけでも、かなりスマホと距離を置くことができるようになるはずです。

とくに、寝室やベッドへは「持ち込み禁止」にすることが大事。

「寝ながらスマホ」や「メラトニンの分泌減少」を防止することになり、スマホ漬けの日常を大きく変えることにつながります。

 

そして、「お風呂」「トイレ」「寝室」にいるときは、スマホをやる代わりに心ゆくまでぼんやりするようにしてください。

この3か所はいずれもボーッとするのにうってつけの場所です。

ぼんやりとデフォルトモード・ネットワークを働かせることは、脳の疲れをとるのに欠かせません。

ぜひ、この3か所を「スマホチェック空間」から「ぼんやり空間」へと変えて、日々脳にたまった疲れを回復させていくようにしましょう。

 

 

3.就寝1時間前から「スマホ断ち」をする

 

スマホにハマるかハマらないかは、夜間のスマホ習慣で決まると考えています。

夜は自律神経がくつろいでいるせいで、抑えていた感情が解き放たれて、脳が目の前のことにのめり込みやすくなります。

夜、ネットの情報に不満やイライラを募らせたり、SNS掲示板などに誰かを非難する言葉を投稿してしまうのも、脳が一時の感情に動かされてのめり込みやすくなっているせいなのです。

 

ですから、できれば夜はなるべくスマホをやらないほうがいいでしょう。

とくに、深夜までずるずるとスマホをやっていると、脳が「スマホ世界」にのめり込んで、どんどん深みにハマっていってしまう可能性があるのです。

 

とはいえ、夜間、一切スマホを断つのは非現実的でしょう。

このため、就寝の1時間前からはスマホをやらないようにとおすすめしています。

これを守れば、スマホの光による睡眠への影響も少なくできますし、脳がスマホに依存してしまうのを防ぐことができるはずです。

「就寝前1時間のスマホ断ち」、ぜひ、試してみてください。

「その「もの忘れ」はスマホ認知症だった より」

 

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記憶力の減退も、脳の老化を示す典型的な症状ですが、記憶のネットワークを活性化する働きをしているのが、脳の海馬という組織であることはよく知られています。

その海馬には、アセチルコリン系神経が集中しているのです。

 

脳が老化し、萎縮してしまうアルツハイマーとの関係はとくに深く、アルツハイマーの脳ではアセチルコリンが減少していることから、アセチルコリン不足がアルツハイマーのひとつの原因とも考えられています。

 

アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。

同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。

通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。

 

レシチンアセチルコリンの材料になるだけではなく、細胞膜の材料にもなっています。

とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。

血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、脳の機能全体に深くかかわっています。

これが、レシチンが「脳の栄養素」と呼ばれるゆえんです。

そのレシチンを多く含んでいる食品の代表が卵黄です。

 

また、脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB12について?

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