第4章 クロスワードを趣味にする

第4章 クロスワードを趣味にする

 

スマホに頼らずに思い出す努力が大切

 

ある程度の年齢になると、単純な物忘れや人の名前が思い出せないという経験があるものです。

 

こんなときにスマホを使えば、簡単に答えが見つかります。

 

大切なのは、スマホに頼らずに自分で何とか思い出す努力です。

 

ときには、10分、20分唸ってようやく出てくることもあれば、ふとした瞬間に簡単に思い出すこともあります。

 

こうして脳を悩ませることが、脳の神経細胞を刺激するのだそうです。

 

クロスワードパズルや詰将棋などを趣味にするのもいいでしょう。

頭を使ったあとの疲労感は、なかなかいいものです。

本を一冊買ってくれば、長い時間、楽しめます。

コスパのいい趣味といえるでしょう。

 

外国語を勉強するのもおすすめです。

 

すぐに使う予定がなくても、趣味だと思えばいいのです。

英語、フランス語、中国語、ベトナム語など、興味を持った言葉を勉強してみましょう。

韓国ドラマにハマっている人なら、韓国語なんていいですね。

 

そして、少しずつ話せるようになって、字幕や吹替なしで韓国映画やドラマを観たり、学んだ言語の国にいつか旅行することを目標にできれば最高です。

「血管が強くなる習慣 より」

 

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記憶力の減退も、脳の老化を示す典型的な症状ですが、記憶のネットワークを活性化する働きをしているのが、脳の海馬という組織であることはよく知られています。

その海馬には、アセチルコリン系神経が集中しているのです。

脳が老化し、萎縮してしまうアルツハイマーとの関係はとくに深く、アルツハイマーの脳ではアセチルコリンが減少していることから、アセチルコリン不足がアルツハイマーのひとつの原因とも考えられています。

 

アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。

同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。

通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。

 

レシチンアセチルコリンの材料になるだけではなく、細胞膜の材料にもなっています。

とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。

血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、脳の機能全体に深くかかわっています。

これが、レシチンが「脳の栄養素」と呼ばれるゆえんです。

そのレシチンを多く含んでいる食品の代表が卵黄です。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/