本来の脳のパワーを取り戻すためのハウツー(13-15)

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本来の脳のパワーを取り戻すためのハウツー(13-15)

 

13.レストランや居酒屋は、ネットを使わずに自分の嗅覚で探す

 

レストランや居酒屋は、できるだけネットのお世話にならず、自分の嗅覚を頼りに探すようにしています。

もちろん、たまには不味い店に入ってしまい、“ああ、ハズレだ……失敗したなあ”と思うこともあります。

しかし、そういう失敗も、脳にとっては経験のうちであり、脳の成長につながっているものなのです。

 

それに、あらかじめ決められたコースで予定通りの経験をするよりも、自分で切り開いたコースで“予定外”“想定外”の経験をするほうが、脳には大きな刺激になります。

そもそも脳は、何が起こるかわからない状況下で道を切り開くために進化を遂げてきたようなもの。

「アタリ」か「ハズレ」か分からない状況の中で、自分勘や嗅覚を頼りに店を選んで道を切り開いていくことは、脳にとって大きなよろこびなのです。

 

ですから、いつもスマホの検索頼みで店を決めてしまうのは、そんな脳のよろこびを奪っているようなもの。

できることなら、「自分で何とかしたい」「自分で道を切り開きたい」という脳のわがままをなるべく聞いてあげるようにしてください。

 

 

14.本は本屋さんで買う。映画は映画館で見る

 

脳をなまらせないためには、「足を運ぶ手間暇」を惜しまないことが大切です。

 

たとえば、映画は家でVD借りて観るよりも、映画館に足を運んで観るほうがいいし、本はネット書店で買うよりも、本屋さんに足を運んで買うほうがいい。

映画館や本屋さんへ行くまであれば、外出のためにおしゃれもするでしょうし、電車やバスに乗ってショッピングセンターまで行き、行ったついでにいろんな店を見て回ったり食事をしたりもするでしょう。

脳にとっては、そういったさまざまな「手間ひま」が何やかや言って大きな刺激になっているのです。

 

また、本屋さんへ行ったなら。ぜひ自分の興味がある本のコーナーだけでなく、いろいろな分野の本棚を見て回るようにするといいでしょう。

街歩きなどと一緒で、ぶらぶらと見て回れば必ず意外な発見や出会いがあるはずです。

きっと思いがけず「求めていた本」や「素晴らしい本」に出会うこともあるでしょう。

ぜひ、そういう“偶然の発見”や“予期せぬ出会い”を求めて、本屋さんへ足を運んでみてください。

 

 

15.ひとつの仕事の前後に1~2分のぼんやりタイムをつくる

 

ひと仕事終わってほっとしたときに、反射的にスマホを取り出すクセがついてはいませんか?

でも、たまにはスマホを見る代わりに「1~2分のぼんやりタイム」をとってみてはいかがでしょう。

 

脳のぼんやりシステム・デフォルトモード・ネットワークには、これから起こることをシミュレーションしたり、すでに終わったことを反省したりする働きもあります。

ですから、仕事のスタート前に「ぼんやりタイム」をとれば、シミュレーションを働かせて仕事をよりよい方向へ導いていけるでしょうし、仕事が終わった後に「ぼんやりタイム」をとれば、反省したことを次の仕事に活かしていくことができるでしょう。

 

それに、こういう「プチ・ぼんやり習慣」を行なっていると、心に余裕が生まれて、大事な仕事などがよい結果に結びついていきやすいもの。

ほんの1~2分で構わないのです。

デフォルトモード・ネットワークの機能を活性化するためにも、ぜひ日々の習慣にしてみてはいかがでしょうか。

「その「もの忘れ」はスマホ認知症だった より」

 

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記憶力の減退も、脳の老化を示す典型的な症状ですが、記憶のネットワークを活性化する働きをしているのが、脳の海馬という組織であることはよく知られています。

その海馬には、アセチルコリン系神経が集中しているのです。

 

脳が老化し、萎縮してしまうアルツハイマーとの関係はとくに深く、アルツハイマーの脳ではアセチルコリンが減少していることから、アセチルコリン不足がアルツハイマーのひとつの原因とも考えられています。

 

アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。

同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。

通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。

 

レシチンアセチルコリンの材料になるだけではなく、細胞膜の材料にもなっています。

とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。

血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、脳の機能全体に深くかかわっています。

これが、レシチンが「脳の栄養素」と呼ばれるゆえんです。

そのレシチンを多く含んでいる食品の代表が卵黄です。

 

また、脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB12について?

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