本来の脳のパワーを取り戻すためのハウツー(10-12)

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本来の脳のパワーを取り戻すためのハウツー(10-12)

 

10.他人を誹謗中傷するようなサイトは見ない

 

脳はたいへん影響されやすい器官です

たとえば、テレビで嫌なニュースを聞くと、脳が影響を受けてネガティブな気分に染まってしまうことが多いもの。

同じように、ネットで日々ネガティブなサイトを見続けていると、次第に脳が影響を受けてネガティブな考え方に染まっていってしまうのです。

 

ですから、極力ネガティブなサイトは見ないほうがいいでしょう。

いまは“ディスる”と言うそうですが、誰かを批判したり誹謗中傷したりしているサイトも避けるべき。

もちろん、そういうサイトに書き込みをするのもNGです。

匿名だと責任を問われるリスクが低いため、他の書き込みにつられて“言葉の刃”を先鋭化させてしまう傾向があります。

それで、ついつい攻撃的文言を連ねてしまうのです。

そんな行ないをしていたら、脳が影響を受けてどんどん“ダークサイド”にのめり込んでいってしまいかねません。

 

別に、書き込み自体がいけないわけではありませんが、いつの間にか“ダークサイド”にハマっていたなんてことにならないよう、十分に気をつけてください。

 

 

11.ゲームをするなら、対人頭脳ゲームをする

 

「ゲームは脳の機能にどんな影響を与えるのか」は、常々議論になっているテーマです。

ゲームを全面否定するつもりはありませんが、スマホなどのデジタル端末によるゲームは脳への視覚刺激がたいへん強く疲労をためやすいので、やはり「ハマりすぎ」「やりすぎ」には十分注意をしたほうがいいという立場です。

 

ただ、ゲームにも、なかには脳にプラスの効果が認められているものがあります。

それが、将棋、囲碁、チェス、オセロなどの「対人頭脳ゲーム」。

これらはどれも相手の出方を読みながら、先の先まで手を考えて作戦を立てていくものです。

“相手がこう来たら、この手を打つ”といった心理的な駆け引きがたいへん脳を活性化させるとされているのです。

それに、これらのゲームは、どれも社交的な要素が高い趣味であり、「積極的に人と交わっていこうとする社会姿勢が脳にプラスに働くのだ」という見方もあります。

 

こうした対人頭脳ゲームなら脳に疲れをためてしまうこともありません。

ボケ予防につながるという報告もあるので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

 

12.家族、会社関係以外の「1日3人」と会話する

 

「気がついたら、今日は『家族』『会社関係の人』意外とは誰とも話していないな」という日がないでしょうか。

日々「会社」と「自宅」を往復している方には思い当たる人が多いはず。

それに、もし通勤途中や空いた時間はスマホにくぎづけだったとしたら、誰とも話さない可能性がいっそう高くなるはずです。

 

ですから、1日3人、家族や会社関係以外の人と会話をするようにがんばってみてはどうでしょう。

いまは昔と違って、見ず知らずの人にヘンに話しかけると、相手に身構えられてしまうかもしれません。

でも、そういった“予想外”“想定外”のコミュニケーションが脳の健康バランスにはけっこう大事なものなのです。

 

駅の売店のおばちゃんに「いいお天気ですね!」と話しかけるのでもいいし、立ち寄ったコンビニの店員さんとひと言ふた言、言葉を交わすだけでも構いません。

そう考えれば、「3人」は決して高いハードルではないはず。

ぜひ、「1日の小さな出会い」を大切にしながらトライしてみるようにしてください。

「その「もの忘れ」はスマホ認知症だった より」

 

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記憶力の減退も、脳の老化を示す典型的な症状ですが、記憶のネットワークを活性化する働きをしているのが、脳の海馬という組織であることはよく知られています。

その海馬には、アセチルコリン系神経が集中しているのです。

 

脳が老化し、萎縮してしまうアルツハイマーとの関係はとくに深く、アルツハイマーの脳ではアセチルコリンが減少していることから、アセチルコリン不足がアルツハイマーのひとつの原因とも考えられています。

 

アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。

同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。

通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。

 

レシチンアセチルコリンの材料になるだけではなく、細胞膜の材料にもなっています。

とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。

血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、脳の機能全体に深くかかわっています。

これが、レシチンが「脳の栄養素」と呼ばれるゆえんです。

そのレシチンを多く含んでいる食品の代表が卵黄です。

 

また、脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB12について?

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