学習能力が高まる四つの食材

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学習能力が高まる四つの食材
 
「脳の栄養素」といわれているレシチン
リン脂質の一種で、遺伝子の情報を形成し、肉体の再生を担う細胞の膜を構成しています。
 
レシチンを摂取すると、神経伝達物質のなかでも、特に脳からの命令を神経に伝えるアセチルコリンが増えます。
すると記憶力アップや、もの忘れ防止に力を発揮するのです。
また、神経細胞が集まっている白質の代謝も助けてくれるため、神経細胞のネットワークが丈夫になります。
 
レシチンは脂質の代謝も促します。
細胞内の老廃物を排出してくれるので、ダイエットにも効果的。
だから脳にとってもからだにとっても有用な成分だといえるでしょう。
 
レシチンを効果的に摂取するなら、以下の食材がお薦めです。
 
1 大豆:乾燥させた大豆300グラムあたり、100ミリグラムのレシチンが含まれています。大豆に含まれるレシチンは、血液中に長く留まるという特徴があり、「大豆レシチン」という言葉まであります。これを摂取すると脳の神経伝達物質が増え、悪玉コレステロールが血管の壁にこびりつかないように、乳化して溶かしてくれます。
 
2 :鰻はレシチンのほか、蒲焼にすれば一人前でビタミンAを1日の目安量まで摂取できます。また、抗酸化ビタミンであるビタミンEやB群も豊富なので、まさに滋養強壮食材といえます。
 
3 鶏レバーレシチンを多く含む鶏レバーは脳に良いのはもちろん、鉄分も豊富なので、貧血気味の人にこそ摂取してもらいたい食材です。
 
4 ピーナッツ:ピーナッツはナッツ類のなかで最もレシチンが豊富です。また、ビタミンB群やミネラル類も多く含まれており、数粒食べるだけで高い栄養価が得られるため、間食に最適です。
50歳を超えても脳が若返る生き方 より」
 
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記憶力の減退も、脳の老化を示す典型的な症状ですが、記憶のネットワークを活性化する働きをしているのが、脳の海馬という組織であることはよく知られています。
その海馬には、アセチルコリン系神経が集中しているのです。
 
脳が老化し、萎縮してしまうアルツハイマーとの関係はとくに深く、アルツハイマーの脳ではアセチルコリンが減少していることから、アセチルコリン不足がアルツハイマーのひとつの原因とも考えられています。
 
アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。
同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。
通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。
 
レシチンアセチルコリンの材料になるだけではなく、細胞膜の材料にもなっています。
とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。
血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、脳の機能全体に深くかかわっています。
これが、レシチンが「脳の栄養素」と呼ばれるゆえんです。
そのレシチンを多く含んでいる食品の代表が卵黄です。
 
また、脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
 
ビタミンB12について?
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