Step1■「今」の視点だけでなく「未来」の視点でも考える

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Step1■「今」の視点だけでなく「未来」の視点でも考える

 

しかし、多くの人々はこうしたことがなかなか理解できません。

実体験が少ないと、時間軸で物事を見ることができないのです。

だから、苦しいことがあると、今の状況がこの先もずっと続くと考えてしまいます。

 

たとえば20年しか生きていない人は、20年のスパン(時間の幅)でしか物事を見ることができません。

40歳は40年のスパンで考えてしまいますし、50歳と60歳とでは10年の差だけ見えるものが違います。

100歳の人の言葉に重みがあるのは、それだけ長い「時間軸」で世の中を見ているからでしょう。

 

しかし経験がなくても、人間の脳にはそうした「時間軸」で物事をとらえる能力が備わっています。

科学者がよい例ですが、自分が経験していないにもかかわらず、科学的根拠に基づいて、世界を客観的に見られるのです。

 

たとえばダーウィンの進化論もそうですし、地球環境の変化、天体の運行などもそうですが、何千年も何万年もさかのぼって考えることができ、逆に未来を予測することもできます。

 

 

■10年後によいことが起こる環境をつくっておく

 

今がツラいという理由だけで投げやりになってしまうのは、思考を停止していることと同じです。

「時間軸」で目の前の状況がどう推移していくかを感じ取り、いざチャンスが来たときに対処して逃がさないことです。

 

専門職域でいうと、医師になる直前までは、身体内部の詳細な画像診断にはCT(X線による撮影)が使われていました。

そこにMRIという新しい技術が登場したのです。

 

今でこそ一般的な診断方法として普及している技術ですが、当時は新しいばかりで明確なメリットはだれも知りませんでした。

しかし、「この技術は将来、自分の研究にとって非常に有意義なものになる」と予測して、だれよりも早く知識をどんどん吸収しました。

一方、CTに慣れている上司や先輩たちは、どんなメリットがあるかまだわからないMRIの診断よりも、経験も豊富で慣れているCTからなかなか離れることができませんでした。

「慣れている」CTだけで満足していれば、現在の仕事にもつながることはなかったと思います。

 

そこで私たちができることは、10年後、20年後の将来も見据えての環境を今からつくっておくことです。

物事の収束する様子を思い描いてみるのです。

 

成功脳になる正しい脳の使いかた!

現時点の判断ではなく、

長い目で見て考える

「1万人の脳を見てわかった!「成功脳」と「ざんねん脳」 より」

 

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脳の中では、運動会のリレーのように、神経がバトンをつないで、指令を伝達していきます。

しかし、たとえばC地点の神経細胞が倒れてしまい、指令がそこで止まってしまう、という事態が起こります。

このとき、すぐにC地点の神経細胞を救出できれば復活したのですが、時間が経ち、死んでしまって、その指令も届かなくなる。

これが運動麻痺や言語障害の起こる理由です。

 

ところが、脳のすごいところは、C地点から今度はほかのルートでバトンを渡そうとするのです。

新たなルートで、新たなリレーのチームを作り、「言葉を話す」という指令を伝えようとします。

この新チームは、以前のチームのようにバトンの受け渡しがうまくなく、スムーズに指令が届きません。

しかし、何度も繰り返し練習するうちに、だんだんうまく指令が伝わるようになっていきます。

このようにして、死んでしまった神経細胞は復元しないけれど、ほかのルートで代用できれば、言葉がある程度話せるようになり、失語症もよくなっていくというわけです。

 

ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。

このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。

高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。

その中でも重要なものがビタミンB12なのです。

脳科学の発達によって、さまざまなことがわかり、新たな試みがされています。

 

ビタミンB12について?

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