そもそも免疫ってなに?
そもそも免疫ってなに?
私たちの周りには埃やウイルス、細菌などさまざまな異物が存在しています。
これらが体内に侵入すると病気になったり、最悪の場合は命の危険に陥る可能性もあります。
こうした外部から体を守っているのが免疫というシステム。
皮膚や粘膜で異物の侵入を防いだり、侵入された場合は白血球がその異物を撃退するといった機能がそうです。
風邪をひいたときに熱が出るのも、体が病原体と戦っている免疫反応のサイン。
この生きていくうえで欠かせない免疫機能……それを維持していく力が免疫力なのです。
・皮膚や粘膜が異物などの侵入から体を守っている
・風邪をひいて熱が出るのも免疫による反応
免疫は2段構えの防御システム
異物から体を守る最初の防御壁は皮膚や粘膜。
皮膚は異物の侵入を物理的に防ぎ、唾液や涙などの粘膜は殺菌作用で異物を退治します。
これらを突破されると、白血球が病原体を食べて駆除します。
ここまでは誰もが生まれつき持つ自然免疫です。
その先は、免疫細胞が抗体を作って病原体を退治する獲得免疫が働きます。
このように免疫は2段構えになっています。
<生まれつき持つ自然免疫>
・皮膚や粘膜・粘液による防御
・白血球が素病原体を食べる
<後天的に得る獲得免疫>
・抗体を作って病原体を攻撃
「免疫力の話 より」
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各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。
多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。
たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。
よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。
それぞれの栄養素のよい点を最大限に引き出すためには、多種類の栄養素をバランスよく摂取することが非常に重要です。
そのためには、食品を組み合わせて食べることが一番の早道。
ひとつの食品には多くの栄養素が含まれるので、組み合わせる食品の数を増やせば増やすほど、一度に多種類の栄養素をとることができます。
食事のバランスは効率のよい栄養素の摂取に直結しているのです。
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン・活性酸素)が増えるといわれています。
ビタミンB12は水溶性と脂溶性という特徴を併せ持つため体の隅々にまでいきわたりさまざまな働きをします。
細胞の生成にとって重要な核酸(DNA)・たんぱく質の合成や末梢神経(手足)、 中枢神経(頭)、認知機能に関わりがあるため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。
細胞が入れ替わることにより若さにもつながると考えられます。
ビタミンB12は主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。
加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。
ビタミンB12について?
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