Step5■「話す」よりも「聞く」をベースにする

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Step5■「話す」よりも「聞く」をベースにする

 

コミュニケーションにおいてもっとも大切なことは聞くことです。

 

脳科学の知識を人に教える際に、コミュニケーションの本質としては、知識の共有は重要ではないと感じるようになりました。

今ではあまり見られない口数の少ない職人的な師弟関係が、ときに親子以上に親密になる理由は、言葉によるコミュニケーションの量ではなく、継承された技術や知識に加えて、達成した喜びなどの感情が共有されているからです。

つまり、思考と感情が一緒に動かないと本当のコミュニケーションとはならないのです。

お互いが同じように理解系脳番地を働かせ、情報を共に理解し、それを感情系脳番地でも共有する状態が、もっとも良質なコミュニケーションであるといえます。

 

少し抽象的な解説になりましたが、あえてひとつだけコツを挙げるとすれば、「相手が言おうとすること」を、シチュエーションで理解することです。

 

言葉というのはいかようにも言い回せます。

なぜ相手は、今、その言葉を選んだのか――という言語以外を意識することです。

そのためには、話すよりも聞くことをベースにしたほうが理解が深まるでしょう。

 

もうひとつ押さえておくべきなのは、「相性」というものが存在することです。

 

お互いの脳タイプの違う者同士は、やはり反りが合わない部分が生じます。

同じように発達している脳番地を使うときには理解し合えますが、そうでない未発達な脳番地を使うシーンになると途端に齟齬が生じやすくなり、理解し合えないと感じてしまうのです。

相手が違う脳タイプのときには、無理に合わせる必要もなければ、理解しようと努力する必要もありません。

お互いが違うという事実を認め合うことです。

 

たとえば、相手と理解し合えないと思ったら、相手が何を言っても「この人がこう言うのは、脳がこういうふうになっていて、このような脳の使いかたをしているから仕方ないな」とすべて納得し、一方的に包含しようと努めます。

 

すると相手も「共感できた」と感じ、お互いに親近感が湧くのです。

実際に共感できているかどうかはさておき、同じ記憶を共有することが大事です。

 

「話すのが苦手」という人の場合、実は「人に好かれるかどうか」を気にしていることが大きな原因のひとつにあります。

 

相手のことを理解しようと、共感を得ようという思いとは裏腹に、自分の「よい情報」だけを押し付けようとする、一方的なコミュニケーションになっているのです。

 

一方、だれからも好かれる人ほど、「自分はこれでいい」と自然体になり、双方向のコミュニケーションが成立しています。

 

コミュニケーションの基本は、対面で会って相手の話を「聞く」こと、そして記憶を共有することです。

直接会うのが一番ですが、難しい場合はビデオ通話や、Zoomなどのオンライン会議システムを使ってもいいでしょう。

非言語情報として、相手の表情など、微妙なサインを読み取ろうとする意識が大事です。

オンラインでの対面であっても、同じ人と繰り返し会っていると、前回との違いに気づきやすくなります。

 

 

成功脳になる正しい脳の使いかた!

相手と同じ時間(記憶)を共有する

「1万人の脳を見てわかった!「成功脳」と「ざんねん脳」 より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。

B1、B2、B6、B12、ナイアシンパントテン酸葉酸、ビオチンの8種類を総称して「ビタミンB群」と呼んでいます。

8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

 

ビタミンB12について?

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