<第3章>自律神経にベストな比率は朝4:昼2:夜4
《ポイントはしっかりめの朝食》
1日3回規則正しい食生活を心がけたうえで、さらに気をつけたいのが朝・昼・夜の食事の比率。
つまり、3回の食事量の配分です。
これを変えるだけで理想の体重・体型をキープでき、自律神経の安定にもつながって日々のパフォーマンスがぐんとアップします。
ベストの比率は朝4:昼2:夜4。
これが難しい場合は、朝4:昼3:夜3もしくは朝3:昼3:夜4でもいいでしょう。
朝食は一番重要なので、しっかりと食べるようにしましょう。
朝食べることで休んでいた腸が動き出し、副交感神経の働きがスムーズになります。
さらに血流もよくなり体が温まるというメリットも。
朝食をしっかりとり、昼は軽めに。
よく、朝食を食べていないからと昼食でカバーしようとする人が多いですが、それでは意味がありません。
それくらい朝食は大切です。
朝、食べるためにはほんの10~15分時間に余裕を持つことも、心のゆとりにつながり自律神経を安定させてくれます。
また、炭水化物を思いきり食べたいときも朝食時がおすすめ。
糖質の摂りすぎは太る原因ですが、朝なら代謝できるので少々食べすぎてもOK。
そして1日の終わりの夕食は、おいしいものをゆっくり楽しみながら食べます。
夕食で気をつけたいのは時間。
何を食べてもいいですが、21時前に食べ終えるように。
もし仕事の都合などで難しいときは、軽めの「夜2」の配分に変えましょう。
食事の割合は朝4:昼2:夜4
一日の中で特に大切にしっかりと摂って欲しいのが朝食です。
昼は軽めに摂るべきで、夜は時間が遅くなればなるほど消化によいものが◎。
朝食は金 朝4
昼食は銀 昼2
夕食は銀 夜4
朝食を抜いて昼食で補おうとする行為は×。
自律神経の安定の面から考えると朝食の分は後からでは取り返せないのです。
早起きを心掛けでバランスのよい朝食をゆっくりととりましょう。
夕食が21時以降になるような場合は…
朝4:昼2:夜2にして、消化がよく軽い夕食にしましょう。
食べてすぐ寝なくてはいけないような場合は、いっそのこと食べない方がベター。
どうしてもお腹が空いた場合はスープやお茶など温かいもので胃を落ち着かせましょう。
「自律神経の話 より」
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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。
気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。
とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。
しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
ビタミンB12について?
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