<第2章>自律神経が整う朝の過ごし方

<第2章>自律神経が整う朝の過ごし方

 

《焦らずゆったり過ごすのがポイント》

 

自律神経を安定させたまま1日を過ごすには、朝の過ごし方がとても重要です。

夜中にビークを迎えた副交感神経は、明け方にかけて徐々に低下し交感神経優位へと移行していきます。

しかし、朝の時間を慌ただしく過ごしてしまうと、副交感神経が一気に低下。

自律神経のバランスが乱れます。

そうなないためにも、朝の時間の過ごし方には、心がけておきたいいくつかのポイントがあります。

 

いちばんの基本は、バタバタしなくて済むよう30分早く起きること

焦ったりイライラしたりせず行動できるので、自律神経が乱れにくくなります

忘れ物や遅刻の防止にもなり一石二鳥です。

 

次に目が覚めても急に起き上がらず、ベッドに入ったままストレッチを行うこと。

血流を促し、全身をゆっくり目覚めさせる効果があります。

 

ベッドから出たらカーテンを開けて朝日を浴びましょう。

太陽の光は副交感神経と交感神経のスイッチを入れ替える役割を果たします。

 

そして欠かせないのが朝食。

朝食をとると腸が動き出します

腸のぜん動運動は副交感神経と直結しており、自律神経を安定させてくれます

もちろん夜は早めにベッドに入って十分な睡眠をとることも重要。

自律神経のバランスを整えて、1日を快調にスタートさせましょう。

 

 

理想的な朝の過ごし方

 

時間ギリギリで起床し、バタバタとすごす朝では副交感神経が一気に低下してしまい、1日中興奮と緊張した状態が続いてしまい、これだけで1日が台無しになってしまうと言っても過言ではありません。

いつもより30分早起きをして、1日の流れを逆転させましょう。

 

1.いつもより30分早起きをする

⇒この30分が心に余裕を生みます。

 

2.起きたら布団の中でストレッチをする

⇒これで自律神経の睡眠モードから起きるモードへのスイッチが入りやすくなります。

 

3.太陽の光を浴びる

⇒自律神経を整える体内時計のリセットに最適です。

 

4.コップ1杯の水を飲む

⇒あらためて詳しく紹介します。

 

5.ゆっくりと朝食をとる

⇒あらためて詳しく紹介します。

 

 

朝の過ごし方でこれだけの差が生じる

 

◆ゆとりのある朝だと…

 

ゆとりのある朝からスタートすると、自律神経は安定し、昼間は交感神経がしっかりと働きエネルギーに満ち溢れた調子のよい1日を過ごせます。

夜は副交感神経がしっかりと働くため、ぐっすりと眠れます。

 

◆ゆとりのない朝だと…

 

ゆとりがなく焦った気持ちで1日がスタートすると、交感神経は高いまま副交感神経が急降下。

呼吸は浅く、イライラしがちな1日を過ごすことになってしまいます。

夜はなかなか眠れません。

「自律神経の話 より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

ビタミンB12について?

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